11:名無しNIPPER[saga]
2016/07/27(水) 12:08:40.22 ID:8FgqKKs3O
レッスンルームを出て、プロデューサーさんとちひろさんに挨拶をした後、私は菜々ちゃんととある喫茶店に来ていた。
「おかえりなさいませお嬢様!」
「ここは?」
12:名無しNIPPER[saga]
2016/07/27(水) 12:09:39.14 ID:8FgqKKs3O
「じゃあ来て下さ―い!」
メインだった子が呼びかけると奥から
「ナっナで〜す! みんな久しぶり〜! ウサミン星より出張してきましたよ!」
13:名無しNIPPER[saga]
2016/07/27(水) 12:10:37.50 ID:8FgqKKs3O
「え、あの、その菜々ちゃんこれって?」
「みっなさーん! 彼女が私の大切な仲間の新田美波ちゃんでーす!」
すると客席ざわめきだす。
14:名無しNIPPER[saga]
2016/07/27(水) 12:11:43.65 ID:8FgqKKs3O
「――――――」
声にならない声。歓声。雄叫び。様々な声が、音が、私を貫いた。
最初に舞台へ引っ張られた時の比ではないくらい緊張で足が竦んだ。
15:名無しNIPPER[saga]
2016/07/27(水) 12:13:26.52 ID:8FgqKKs3O
メイド喫茶でのライブを終え、私たちは公園のベンチで休んでいた。
「はい、美波ちゃんこれ」
菜々ちゃんは買ってきた缶コーヒーを差し出した。
16:名無しNIPPER[saga]
2016/07/27(水) 12:15:04.17 ID:8FgqKKs3O
17:名無しNIPPER[saga]
2016/07/27(水) 12:16:15.46 ID:8FgqKKs3O
数日後
「うむ、いいぞ新田。これまでと見違えるようだ。これからもこの調子で頑張れよ」
「はい! ありがとうございました!」
18:名無しNIPPER[saga]
2016/07/27(水) 12:17:05.06 ID:8FgqKKs3O
「私、一歩も動いてなかったんです。今まで、一度も。色んな事にチャレンジしてきました。勉強もスポーツも。でもそれは一歩を踏み出すための準備をしていただけで、私はそこで満足してました」
プロデューサーさんは黙って聞いてくれている。
だから私もそのまま続けた。
19:名無しNIPPER[saga]
2016/07/27(水) 12:17:52.68 ID:8FgqKKs3O
「ええ、実は以前より菜々さんには新田さんの様子がおかしいということを言われてはいました。しかし先ほども言った通り、私はしばらく見守ろうと決めてました。その間に菜々さんが尽力してくれたということを聞きました」
こちらが申し訳なるほど、プロデューサーさんの表情は落ち込んでいた。
「菜々ちゃんには、お世話になりました。私が言うのも憚られますけど、確かにプロデューサーさんの落ち度と言えばそうなのかもしれません。でもお互いまだ経験も浅いですし、これを糧に頑張っていきましょう!」
20:名無しNIPPER[saga]
2016/07/27(水) 12:18:19.57 ID:8FgqKKs3O
さらに数週間後
「出番ですよ美波ちゃん! 頑張ってください!」
「今の新田さんなら出来ます!」
21:名無しNIPPER[saga]
2016/07/27(水) 12:19:18.44 ID:8FgqKKs3O
拙稿を読んでいただきありがとうございます。
一応推敲はしておりますが誤字脱字があったらすみません。
美波、というよりもモバマスSSを書くこと自体初めてでキャラクターに違和感があるかもしれませんが、二次創作ということでご勘弁ください。
とにかく美波が大好きなので、誕生日に間に合うように何とか書き上げました。
美波に性的な魅力があるのは否定しませんが、美波は真面目な部分がもっとプッシュされるべきで、
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