過去ログ - 文香「大きな古時計」
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17: ◆/M/./pqGYyzY[saga]
2016/07/31(日) 17:04:32.40 ID:IL4VZyGT0
P「地元まで帰られたんですか? その件は行先を決めてもらえればそれで良かったのに...交通費とか大丈夫でしたか?」

文香「ええ、小旅行気分で何も大変な事はありませんでした。でも、折角見つけた行先なんですが、帰る直前に見つけてしまって中も見れずに帰ってきてしまったのです」

P「大丈夫ですよ、ロケで私達と一緒にお話を聞ければ大丈夫ですから。連絡先覚えていますか?」
以下略



18: ◆/M/./pqGYyzY[saga]
2016/07/31(日) 17:05:25.60 ID:IL4VZyGT0
P「(文香さんにしては珍しいですね...)別にプライベートに口を挟んだりはしませんよ。くれぐれも気を付けて下さいね、色々な意味を含めて」

文香「はい、いってきます」

Pの不安も確かに考えないといけない、もうただの1人の女の子では無くアイドルなのだから
以下略



19: ◆/M/./pqGYyzY[saga]
2016/07/31(日) 17:08:36.86 ID:IL4VZyGT0
応援して下さる方も居てありがたいです
批判も私は甘んじて受けます、本文に関しては
これから一番肝になる部分ですが上手くまとめられるよう努力します...


20:名無しNIPPER[sage]
2016/07/31(日) 17:13:08.94 ID:MsCUJzEBo
乙です


21: ◆/M/./pqGYyzY[saga]
2016/08/03(水) 17:05:16.19 ID:a2seU7mk0
前回の反省を活かしなるだけ早く東京を発った文香は今度は逆に早すぎただろうかと目的の場所へと向かっていた

日はまだ頂点まで昇りきらず東へ傾いている

だがもうすぐ夏が来ると言わんばかりの陽射しだった
以下略



22: ◆/M/./pqGYyzY[saga]
2016/08/03(水) 17:05:52.95 ID:a2seU7mk0
以前のライブでもそうだった、更にあの時は倒れてしまった、などノブに手をかけてなお及び腰

どうせならありすちゃんも誘ってあげれば、とはにかんでいた時文香は時計屋の中だった

チリンチリンとドアに付いたベルが鳴り来客を知らせる
以下略



23: ◆/M/./pqGYyzY[saga]
2016/08/03(水) 17:06:44.55 ID:a2seU7mk0
「いっらしゃい、どんな物をお探しですかな」

すっと秒針の音は消え店主だろう老いた人物が文香に声をかける

その店主は、腰は曲がらず声は若さに溢れていた
以下略



24: ◆/M/./pqGYyzY[saga]
2016/08/03(水) 17:07:24.18 ID:a2seU7mk0
文香は改めてその時計の方へ振り返った

文香よりも少し大きな高さで上の方にローマ数字が刻まれた文字盤がある

その下ではゆったりゆったりと振り子が揺れていた
以下略



25: ◆/M/./pqGYyzY[saga]
2016/08/03(水) 17:08:02.55 ID:a2seU7mk0
店主「お美しいお嬢さんは絵になりますなあ」

店主がそう言いながら売り場、と言ってもガラスケースの近くへと戻っていく

文香は少し照れながら店主を追い、何か話をと思い古時計について聞いてみた
以下略



26: ◆/M/./pqGYyzY[saga]
2016/08/03(水) 17:08:40.82 ID:a2seU7mk0
店主が時計を眺める目は懐かしさと不安と期待を含んでいた

店主「まるでの歌の様じゃろ? この時計の話をするといつも息子や孫がそう言うんじゃよ。だからのう、わしもあの歌は大好きなんじゃ」

文香「歌、ですか。でも、あの歌は、私は聞いていると、少し悲しくなります」
以下略



27: ◆/M/./pqGYyzY[saga]
2016/08/03(水) 17:09:36.06 ID:a2seU7mk0
童謡ならばもっと幸せな歌でいいのに

小さい頃、聞いた時の感想はそうだった

そんなこと今思い出したく無かったな、文香は知らないうちに表情が曇っていた
以下略



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