6: ◆C2VTzcV58A[saga]
2016/08/05(金) 00:13:03.82 ID:UcuZNhVx0
みく「……みくは、今回のバックダンサーのお仕事、やりたいって思ったよ。だから、オーディションにも参加したにゃ」
みく「だから………ううん、なんでもない」
P「みく?」
7: ◆C2VTzcV58A[saga]
2016/08/05(金) 00:13:33.38 ID:UcuZNhVx0
その日の夜
居酒屋の店員「いらっしゃいませー!」
8: ◆C2VTzcV58A[saga]
2016/08/05(金) 00:14:17.58 ID:UcuZNhVx0
女性客「……ん?」クルリ
P(やば、見すぎたか)
P「って、あれ?」
9: ◆C2VTzcV58A[saga]
2016/08/05(金) 00:15:15.11 ID:UcuZNhVx0
夏美「………」チビチビ
P「………」チビチビ
夏美「……えっと。恥ずかしいとこ、見せちゃったわね」
10: ◆C2VTzcV58A[saga]
2016/08/05(金) 00:16:22.78 ID:UcuZNhVx0
相馬夏美さん、25歳。
俺と同い年の彼女とは、大学時代に出会った。
高校を卒業した俺はキャンパスの近くのアパートに住み始めたのだが、隣の部屋を借りていたのが彼女だったのだ。
11: ◆C2VTzcV58A[saga]
2016/08/05(金) 00:17:52.18 ID:UcuZNhVx0
夏美「Pくん、午後の講義同じだよね。お昼一緒に食べない?」
P「ああ、いいよ。学食?」
夏美「ふふふ……じゃーん! なんと今日は、お弁当を作ってきちゃったわ!」
12: ◆C2VTzcV58A[saga]
2016/08/05(金) 00:19:03.92 ID:UcuZNhVx0
夏美「うふふ。一言余計」
P「過去の事実を述べているだけだ。しょうがない」
P「けど……痩せたね。夏美さん」
13: ◆C2VTzcV58A[saga]
2016/08/05(金) 00:19:59.84 ID:UcuZNhVx0
夏美「そりゃあ、私だってマニュアル通りにやることの大切さは理解しているつもりよ」
夏美「でも、お客様のために多少アドリブきかせることって、そんなにいけないことかしら」
P「……難しい話だな。アドリブの程度にもよるだろうし」
14: ◆C2VTzcV58A[saga]
2016/08/05(金) 00:21:04.71 ID:UcuZNhVx0
夏美「……ううん。これは私の自意識過剰かもしれないし、言っても仕方ないわね」
P「……苦労してるんだな」
15: ◆C2VTzcV58A[saga]
2016/08/05(金) 00:22:13.82 ID:UcuZNhVx0
夏美「……なるほどねー。アイドルのプロデュース、うまくいってないのね」
P「彼女は新人で、俺もプロデューサーとしては未熟者だから……どうしたものかと悩んでる」
P「今日なんかは、少し彼女とギクシャクしてしまった気もするし」
16: ◆C2VTzcV58A[saga]
2016/08/05(金) 00:23:01.12 ID:UcuZNhVx0
夏美「今の話を聞く限りだと、その子はトップアイドルへの意識がすごく強いみたいだし」
夏美「レッスンだって、毎日一生懸命やってるんでしょう?」
P「ああ。居残りで自主練をやる日も多い。あんまり無理をしているように見えたら、こっちから止めるようにはしている」
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