155:1 ◆sfGsB21laoBG[sage]
2016/08/09(火) 20:22:58.17 ID:Hr1jCc1H0
「君に危険が及ぶかもしれない…」
「いえ、そう言うつもりで聞いたんじゃ無い…」
「いや、しかし」
「大丈夫です!私の心配は…」
「だが…」
「行かないで下さい!」
ナオの言葉に私が顔を上げた。
ナオはそう言った後に少し恥ずかしくなったのか俯いた。
私は彼女のその姿を見て笑ってしまう。そして…
「…ありがとう」
私はそう彼女に告げた。
「…いえ、なんか…すみません」
彼女もそう言うと笑い出した。私はその笑顔を見ると何か心の中にフワフワした気持ちを感じる事が出来る。
この感情は一体何なのだろうか?
「…そろそろ、ご飯にしますか?」
ひとしきり笑った後のナオの言葉に私も頷く。
「うん、そうだね。じゃあ私は水を汲んでくるよ」
「お願いします」
私はそう言って小屋の外に出た。
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