過去ログ - ――――きっと、あの出会いは運命だった【モバマス】
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5: ◆Rin.ODRFYM[saga]
2016/08/10(水) 01:10:40.46 ID:itJi5WEx0

そして、ボクの身長が彼女の口の高さに合うとマイクのスイッチがオンになった。

「軽く声出してみて」

「あー。あー」

簡単なマイクチェックの後にオーナーは会場後方のスタッフを見やる。

スタッフも視線で「音響問題ないです」と告げた。

「よし、こっちはおっけーだ。君の方で何かあるかい?」

「いえ、大丈夫です」

彼女は息を胸いっぱいに吸い込んでからそう言った。緊張してるみたい。

「よし、じゃあやろうか。おじさんは引っ込むよ。準備ができたらアイツに合図してやって」

オーナーはそう言って音響席にいるスタッフを指差し、ステージから降りる。

その後で凛ちゃんはまたプロデューサーをちらりと見たのがボクにも分かった。
ああ、アイツに見られてるから緊張してるのか。

そうして、「よろしくお願いします」と言う凛ちゃん。

緊張している彼女の気なんて知りもしないうちのスタッフのオッサンが
ぶっきらぼうに「うーっす」と言った直後、音楽がスタートした。



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