過去ログ - 提督「グラーフ・ツェッペリン、割り箸を割る」
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12:名無しNIPPER[saga]
2016/08/13(土) 01:45:28.60 ID:IPF1yQGEO
「艦娘が艦娘として最高のパフォーマンスを実現するために」という目的の下で艦娘を設計したはずの大本営が提督への好意を備え付けたのならば、答えは当然「そうであるべき」となる。

これにてグラーフ・ツェッペリンはこれまで通り恋する乙女であり続けるという決定を行うのだろうか。否。それはできない。

以前グラーフ・ツェッペリンがまだ素朴に「恋する乙女」だった頃、それは無目的な「恋する乙女」であり純粋目的であった。しかし、いまや「恋する乙女」は「艦娘としての兵器価値」という目的を達成するための手段に堕している。

手段としての好意は好意ではない。手段の選択は目的に依存する。

もし戦争が終わり、グラーフ・ツェッペリンがもはや艦娘の兵器価値を目的する必要がなくなった時、手段としての「アドミラルへの好意」もまた必要なくなるだろう。条件に左右される愛は愛でないはずだ。

結局は「恋する乙女である」ということはいかなる他の目的からも独立した一つの究極目的でなければならない。

しかし、一種の安全装置を目的として恋する乙女であることを決められている艦娘という存在の本質上、常に艦娘の愛は手段的な様相を呈す。



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