過去ログ - 提督「グラーフ・ツェッペリン、割り箸を割る」
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23:名無しNIPPER[saga]
2016/08/13(土) 01:54:53.30 ID:IPF1yQGEO
そもそも根本的な矛盾はグラーフ・ツェッペリンが己を「偽りの愛に従わない」とするのに、自分で「その愛は偽物」としてしまっている点だ。理論的ザックガッセ、いわゆる詰みだ。どうしようもない。

苦悩を重ねる内にふとグラーフ・ツェッペリンは「私はどうしてこんなにも愚かなのか」と考えた。普通ではない。

普通ならそもそも仮説である「提督への好意を持つように艦娘は設計される」という点の事実確認を行うのではないか。大本営の研究室にでも潜り込むという一大スペクタクルを演じるべきではなかったのか。

そして、その検証の過程でその仮説の事実を確認しえなかったとしよう。それでグラーフ・ツェッペリンの抱える問題は解決されるだろうか。

否。ある事実を否定する証明は不可能だ。例えば宇宙人がいることを証明したいなら地球外生命体の一つでも持ってくればいい。しかし、その不存在の証明はできない。どれほど宇宙の広大な範囲を捜索するにせよ必ずその外部へ存在の可能性は開かれ続ける。

グラーフ・ツェッペリンの仮説も同じだ。大本営の研究室にその事実がなかったからといってその否定は確定できない。



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