過去ログ - 提督「グラーフ・ツェッペリン、割り箸を割る」
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24:名無しNIPPER[saga]
2016/08/13(土) 01:56:45.24 ID:IPF1yQGEO
更に言ってしまえば、グラーフ・ツェッペリンのように疑い深い精神にとっては地球上全てでその事実が確認できなかったとしても、何か我々には与り知らぬ原理を疑うかもしれない。

そこまでいくともはや人間をわざと誤謬させるあの底意地悪いデカルト的悪神を信仰するかの如くである。絶対確実なものを求めるために間違いの可能性があれば全てを切り捨てる方法。

デカルトは切り捨てたものを結論的には神の誠実性によって回復しようとした。「私があるというのは確実である。そしては私は神が誠実であるという観念を有する。確実なものから出た命題は確実だ。神は断じて人間を騙す悪神ではないのだ。ゆえに懐疑によって一度捨てたものの確実性は保証される」

同様にグラーフ・ツェッペリンもまた大本営や神の良心を信頼して己の愛を真なるものと見なせばよいのだろうか。「いや、ないな」と自嘲した。この愚かなるグラーフ・ツェッペリンが神頼みをするのは酷く滑稽に思えたのだ。

しかし、もしグラーフ・ツェッペリンのうちにこれは絶対に外部から与えられた感情や願いではないと思えるものがあるのなら、それを基点に道は開かれないだろうか。

そして、グラーフ・ツェッペリンにはそれに心当たりがあった。この知的欲求、理解を希求する想いだ。
 というのも、大本営が艦娘の思考ルーチンにグラーフ・ツェッペリンの如く停滞する思考を組み込むとは考えられないからだ。どのように考えても今のグラーフ・ツェッペリンは「艦娘」として最高ではないだろう。


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