過去ログ - 京太郎「鼓動する星 ヤタガラスのための狂詩曲」
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◆hSU3iHKACOC4
[sage saga]
2016/08/14(日) 03:37:18.20 ID:B82FWzEK0
「無理にやらせとるわけじゃなかろうな? 龍門渕の名が出るようになってから、あいつはなかなか笑わんようになった。
あいつはよく笑う少年じゃったはず……もしもそうなら」
染谷まこの質問に天江衣は答えられなかった。数か月間にわたって不可解な状況を耐えきった染谷まこの精神力は天江衣を委縮させる威力があった。
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◆hSU3iHKACOC4
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2016/08/14(日) 03:41:03.89 ID:B82FWzEK0
染谷まこが固まっている間に、天江衣の緑色の尻尾がトランプを受け取って、シャッフルし始めた。
緑色の尻尾たちが器用にカードをシャッフルしている間に天江衣はポケットから取り出したクッキーをかじった。
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◆hSU3iHKACOC4
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2016/08/14(日) 03:46:05.42 ID:B82FWzEK0
すでにソックと自分は足手まといにしかならないと理解していた。そんな二人を見て染谷まこは首をひねった。ソックが嘘をついているように見えたからだ。
しかし流した。嘘をつける部分がなかったからだ。染谷まこが不思議に思っているところでアンヘルがこう言った。
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◆hSU3iHKACOC4
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2016/08/14(日) 03:51:29.18 ID:B82FWzEK0
ただの暇つぶしのお遊びのはずだが、大金をかけた勝負の真剣さだった。それもそのはず、二人とも自分は勝てると思っていた。
少なくとも染谷まこには勝てると思っていたのだ。何せ染谷まこは一般人である。裏の世界にあり、それなりに難しい事件をくぐってきた自分たちである。
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◆hSU3iHKACOC4
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2016/08/14(日) 03:54:41.54 ID:B82FWzEK0
となって、アンヘルが本気になり呪文を唱え始めた時、すぐにソックも呪文を唱え始めた。
「『探求の果てに海を見て、砂で創った玉座についた。玉座についた私に願う。新たな私に祝福を』」
アンヘルとソックの呪文はまったく聞き覚えのない言葉で放たれていた。これは染谷まこにも聞こえていた。しかし突っ込んでいかなかった。
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◆hSU3iHKACOC4
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2016/08/14(日) 03:58:09.27 ID:B82FWzEK0
大人な態度だった。すると天江衣は非常に嫌そうな顔をした。明らかにババ抜きをやりたがっていた。
しかし我慢に我慢を重ねて悔しさに目をつぶって染谷まこにこう言ったのだ。
「話がある。きいてくれ……」
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◆hSU3iHKACOC4
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2016/08/14(日) 04:02:13.26 ID:B82FWzEK0
どう見ても男ではない。そうして画面をしっかり確認した後で染谷まこはこういったのだ。
「画像間違えとるぞ? 女の画像じゃ」
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◆hSU3iHKACOC4
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2016/08/14(日) 04:06:57.83 ID:B82FWzEK0
龍門渕が用意した豪華なバスが二度目の休憩に入ったころ、まったく別のところから東京にバスで移動するヤタガラスの集団があった、この時に別方向から東京に向かっていた集団について書いていく。
それは灰色の髪の須賀京太郎が龍門渕透華に映画一本分の説教を喰らった直後のことである。見通しのいい世界を一台のバスが走っていた。
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◆hSU3iHKACOC4
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2016/08/14(日) 04:10:59.35 ID:B82FWzEK0
姉帯豊音がバスを一人で降りた時熊倉トシが部員の一人にお願いをした、この時の熊倉トシのお願いとお願いされた女子高校生について書いていく。
それは姉帯豊音がたった一人でふらふらと歩きだした時のことである。
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◆hSU3iHKACOC4
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2016/08/14(日) 04:15:44.56 ID:B82FWzEK0
表情は見えない。髪の毛が長すぎるからだ。五メートルほどの長さがあり、顔が隠れていた。しかし何を見ているのかはすぐにわかる。
膝をついて掃除をしている姉帯豊音である。視線を読める理由は少女の両目が赤く輝いているからだ。黒い髪のベール越しでもよく見えた。
奇妙な少女が現れた直後、臼沢塞が対応した、この時に行われた臼沢塞と奇妙な少女の戦いについて書いていく。
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◆hSU3iHKACOC4
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2016/08/14(日) 04:19:24.44 ID:B82FWzEK0
そんな選手に交じってやる気が失せている男子高校生がいた。どこからどう見ても麻雀部員には見えない学生。
筋骨隆々の戦士としか言いようがない須賀京太郎である。明らかに落ち込んでいて、溜息を吐いていた。目の光が失せて、死にそうである。
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