17:名無しNIPPER[saga]
2016/08/13(土) 19:06:37.58 ID:QiE8claCo
二次試験後半は魔法試験。
大賢者クラスの魔法使い5名の立ち会いのもと、指示通りに魔法を繰り出す。
18:名無しNIPPER[saga]
2016/08/13(土) 19:10:11.40 ID:QiE8claCo
剣と魔法の二次試験を経て、最終試験に残れたのは、わずか百人足らずであった。
正確には98人であるが――この98人の中から、勇者が決められるのだ。
19:名無しNIPPER[saga]
2016/08/13(土) 19:13:52.59 ID:QiE8claCo
いくつかの試合が終わり、いよいよ俺の出番。
対戦相手は浅黒い肌をした、やや大柄な青年。年齢は俺よりも上に見える。
20:名無しNIPPER[saga]
2016/08/13(土) 19:17:13.48 ID:QiE8claCo
開始直後、相手はいきなり巨大な魔法をぶっ放してきた。
なんの予兆も感じさせず、これ以上ない完璧なタイミング。
21:名無しNIPPER[saga]
2016/08/13(土) 19:20:19.94 ID:QiE8claCo
魔法による奇襲の次は、剣による猛攻。
千種類以上の剣の型をマスターし、それに独自の工夫を取り入れたであろう変幻自在の魔剣が、俺に襲いかかる。
22:名無しNIPPER[saga]
2016/08/13(土) 19:23:31.28 ID:QiE8claCo
時間にすれば一分程度だろうが、この“我慢の時間”は本当に長かった。
俺は対戦相手の剣をひたすら受け続けた。
一瞬、深く呼吸してから、俺は全身を脱力させた。
23:名無しNIPPER[saga]
2016/08/13(土) 19:26:28.48 ID:QiE8claCo
間髪入れず対戦相手は呪文を唱え始めた。
今、自分にある流れを逃したくないのだろう。
24:名無しNIPPER[saga]
2016/08/13(土) 19:30:50.80 ID:QiE8claCo
蹴り飛ばしと同時にダッシュしていた俺は、空中に放り出された剣を掴み、そのまま一閃。
相手の左肩を切り裂き、さらに喉元に刃を突きつける。
25:名無しNIPPER[saga]
2016/08/13(土) 19:34:22.76 ID:QiE8claCo
俺の試合から2時間後、全ての試合が終了した。
勝者である49名には、王宮の一室が割り当てられ、明日の最終試験後半を迎えることになる。
26:名無しNIPPER[saga]
2016/08/13(土) 19:38:59.65 ID:QiE8claCo
最終試験後半――
国王、王妃、王族数名、城の重臣十数名に囲まれ、面接試験が行われる。
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