168:名無しNIPPER[saga]
2016/08/22(月) 20:44:51.84 ID:U4U8jo5Q0
「私の弟と妹、双子の」
「へえ、双子か」
「あと、妹も、もうひとりいるよ!」
169:名無しNIPPER[saga]
2016/08/22(月) 20:48:47.24 ID:U4U8jo5Q0
下駄箱を探してみると、部長の靴。学校には来ているらしい。
三年生って課外授業はあるんだろうか。
それとも受験に向けて自分で勉強しろ、と言われているのだろうか。むしろその逆で課外授業があるのかもしれないけど。
170:名無しNIPPER[saga]
2016/08/22(月) 20:51:00.34 ID:U4U8jo5Q0
「先輩」
今日は陽射しが強い。
「暑いですね」
171:名無しNIPPER[saga]
2016/08/22(月) 20:53:41.03 ID:U4U8jo5Q0
それから、適当に五人でわいわい話して、昼前あたりで、昼ごはんを持ってきていない俺とコヨミちゃんは帰ることにした。
ねえちゃんと会長はまだやる事があるらしい。生徒会は大変だ。
「先輩、コンビニ寄って行きませんか?」
172:名無しNIPPER[saga]
2016/08/22(月) 20:55:27.20 ID:U4U8jo5Q0
二人で飲み物と軽い食べ物を選ぶ。
いちごオレを見つけて、イチならこれ買うな、と思った。思ったより値段が高い。
レジを済ませて、涼しい店内を後にした。
173:名無しNIPPER[saga]
2016/08/22(月) 20:57:47.39 ID:U4U8jo5Q0
一人になると、腕が日に焼けて赤くなってることに驚いた。
家に帰ると、当然だけど誰もいなかった。
ただいま、と一人で呟く。
174:名無しNIPPER[saga]
2016/08/22(月) 21:03:05.73 ID:U4U8jo5Q0
その夜は珍しく夢を見た。
寂れた商店街で、俺は一人でガチャガチャ(百円玉入れたらカプセル出てくるアレ)の前に座っている。
時間は夜で、人の気配は全くしなかった。
175:名無しNIPPER[saga]
2016/08/22(月) 21:08:23.15 ID:U4U8jo5Q0
財布から百円玉を取り出す。
どうやらこの財布は無限に百円玉を作り出す何かのようだ。
176:名無しNIPPER[saga]
2016/08/22(月) 21:10:44.71 ID:U4U8jo5Q0
つづく。
177:名無しNIPPER[saga]
2016/08/23(火) 14:28:00.94 ID:95OtfHS60
夏の雨は、なんというか、独特の匂いがある。
アスファルトというか、ほこりというか。
あんまり好き好んで嗅ぐような匂いでもないけど、嫌いではない。
ただ体に悪そうな感じはある。
178:名無しNIPPER[saga]
2016/08/23(火) 14:28:57.84 ID:95OtfHS60
「課題終わった?」
「やってないです」
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