208:名無しNIPPER[saga]
2016/08/24(水) 12:48:34.18 ID:ifFcB1G70
時計の針が頂上を過ぎていたので、全員で適当に昼食をとる。
テーブルは異常に広かったので、座る場所は問題なかった。親戚が来ても対応できるように、らしい。
午後になると、だんだんとみんな疲れてきた。
209:名無しNIPPER[saga]
2016/08/24(水) 12:50:02.12 ID:ifFcB1G70
昼下がりの暑い道を並んで歩く。
セミの鳴き声が山から響いていた。
防波堤を挟んで、さざ波の音が小さく聞こえてくる。
210:名無しNIPPER[saga]
2016/08/24(水) 12:51:36.92 ID:ifFcB1G70
三人が遊具で遊び始めたので、ボロボロのベンチに座って、あたりを眺める。
遊具はお世辞にも新しいとは言えなくて、むしろ若干廃墟っぽかった。
なんかかっこいい。
211:名無しNIPPER[saga]
2016/08/24(水) 12:54:09.70 ID:ifFcB1G70
相変わらずセミがしゃわしゃわと鳴いている。
スマホの音量最大の音と、セミの声、どっちが大きいのだろうか。
それくらいよく聞こえた。
ぼーっと空を眺めていると、今度はムギちゃんに声をかけられる。
212:名無しNIPPER[saga]
2016/08/24(水) 12:55:26.56 ID:ifFcB1G70
家に戻ると、リビングには部長とチヨ、それからナナコとイチがいた。
テーブルにはお菓子が広がっている。
「ねえちゃんは?」
213:名無しNIPPER[saga]
2016/08/24(水) 12:58:07.71 ID:ifFcB1G70
畳の座敷は、寒いほど冷房が効いていた。
ねえちゃんは猫のように丸まって寝ている。
薄いタオルケットを半分ほど余らせていた。
214:名無しNIPPER[saga]
2016/08/24(水) 13:08:20.98 ID:ifFcB1G70
目が覚めると、外ではひぐらしが鳴いていた。
夕方。田舎。
そして寒い。
215:名無しNIPPER[saga]
2016/08/24(水) 13:10:46.14 ID:ifFcB1G70
リビングに行くと、机の上にコップが並んでいた。
なーちゃんたちが箸を並べている。
「もうちょい待っててねー」
216:名無しNIPPER[saga]
2016/08/24(水) 13:11:43.53 ID:ifFcB1G70
「思ったんだけどさ」
「なに?」
217:名無しNIPPER[saga]
2016/08/24(水) 13:12:13.10 ID:ifFcB1G70
つづく。
218:名無しNIPPER[sage]
2016/08/24(水) 17:32:23.50 ID:JgdlpAWCO
ねえちゃんのターン
329Res/334.42 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。