238:名無しNIPPER[saga]
2016/08/24(水) 22:14:02.80 ID:ifFcB1G70
合宿が終わった。
いつの間にか、夏休みが半分も終わってしまっている。
が、去年とは違って、焦燥感に駆られることはなかった。
239:名無しNIPPER[saga]
2016/08/24(水) 22:16:01.60 ID:ifFcB1G70
車内を見渡すと、ウトウトとしているイチと目が合う。
特に意味もなく頷く。イチも頷き返してきた。たぶん意味はない。
もうすぐ最寄りの駅に着く。
240:名無しNIPPER[saga]
2016/08/24(水) 22:17:52.25 ID:ifFcB1G70
つづく。
もうすぐ終わりそうです。
241:名無しNIPPER[sage]
2016/08/25(木) 04:13:10.75 ID:1yFLsnfzO
終わっちゃうのか、毎日の楽しみだったんだがなあ
>>1の文章、俺はすごく好きだよ。読みやすいし引き込まれる
主人公は何か抱えてそうと思ったらそういう事だったんか…
242:名無しNIPPER[saga]
2016/08/25(木) 14:15:27.23 ID:TLj9UmSq0
翌日の課外は午後からだった。
午前中は雨が降っていたが、昼が近づくと、さっきまでの天気が嘘のように晴れ渡っていた。
玄関を出ると、蒸し風呂のような熱気と湿気が襲いかかってくる。
243:名無しNIPPER[saga]
2016/08/25(木) 14:16:20.67 ID:TLj9UmSq0
「特に、ないかな」
「へー」
「お前は?」
244:名無しNIPPER[saga]
2016/08/25(木) 14:18:49.84 ID:TLj9UmSq0
結局、そいつの惚気話を聞いている間に、教室についてしまった。
教室に入ると、どちらからともなく距離を取り、そいつは別の友達と話す。
が、ユウキもチヨも来ていなかったので、俺は一人で椅子に座っただけだった。
245:名無しNIPPER[saga]
2016/08/25(木) 14:20:11.01 ID:TLj9UmSq0
「生徒会室に行きましょう」
突然頭に浮かんでくる。天誅?
そういえば生徒会室にまだ行ってなかった。
246:名無しNIPPER[saga]
2016/08/25(木) 14:22:07.46 ID:TLj9UmSq0
コヨミちゃんが椅子を勧めてくれたので、そこに座る。よく見るとまだ予備があった。
なんでこんなに椅子があるんだ、この部屋。生徒会は三人しかいないはずなのに。
会長と久しぶりに話した気がする。
少し会わない間にずいぶんと髪が伸びたような印象を受けた。が、校則は守ってる。
247:名無しNIPPER[saga]
2016/08/25(木) 14:24:34.28 ID:TLj9UmSq0
会話はほとんどあってもなくても問題ないようなものばかりだった。
課題をやったとかやってないとか、今年は海に行ったとかまだ行ってないとか、そんな感じの。
会長にログハウスの目の前に海があったことを話すと、やけに羨ましがっていた。
248:名無しNIPPER[saga]
2016/08/25(木) 14:28:48.02 ID:TLj9UmSq0
会長が変な色をしたジュースを持ってくる。
「なんですかそれ」
「俺はドリンクバーの魔術師と呼ばれていてな」
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