過去ログ - 死神「ハッピーバースデー!」ッパーン! 男「いや、命日だけど」
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47: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/08/23(火) 22:31:18.72 ID:1O1LHxZ+0

閻魔大王「さぁどうした。逃げていいのだぞ? 逃がしはせぬが。何故、似げぬ?」


男「逃がさないと言われた以上、どんな冤罪で逃げ出した罪を問われるかわかりません。そこまでして、逃げる意味があるのかもわかりません」
以下略



48: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/08/23(火) 22:32:05.17 ID:1O1LHxZ+0

閻魔大王「……嘘かもしれぬ。本当かもしれぬ。何故ワシがそんな確約をせねばならぬ?」

男「それは、そうですが。閻魔様は意地悪ですね。思わず本気のぬか喜びをしてしまいまし……た……」

以下略



49: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/08/23(火) 22:33:31.27 ID:1O1LHxZ+0

閻魔大王「さて。逃げ出すがいい。一歩でも逃げたらそれが合図じゃ。ワシも本気で捕まえてみせよう」

男「な」

以下略



50: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/08/23(火) 22:34:05.98 ID:1O1LHxZ+0

******

閻魔は立ち上がる。
巨体は4メートルを超える大男だ。圧巻されて、思わず一歩、あとずさった。
以下略



51: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/08/23(火) 22:34:32.79 ID:1O1LHxZ+0

怒鳴り声とも笑い事ともわからない声が、背後から身体中を打ち付ける。
まともに聞いていたら鼓膜が破けてしまう。
いや、そもそもこんなものが耳などに入るわけがない。

以下略



52: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/08/23(火) 22:35:54.36 ID:1O1LHxZ+0

腰は蝶番のように思える。
ブオンという、なぎ払いの大風を受けて、パカリと前に折れ曲がって避ける。

だが、逆にはあまり曲がらない。あまり曲げれば折れてしまう。蝶番だ。
以下略



53: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/08/23(火) 22:36:34.41 ID:1O1LHxZ+0

逃げる。逃げるしかない。
恐ろしい。怖い。助けて。助けて。助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて


以下略



54: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/08/23(火) 22:37:03.56 ID:1O1LHxZ+0

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以下略



55: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/08/23(火) 22:37:35.65 ID:1O1LHxZ+0
******

そして、僕の25歳の誕生日… 前に僕が死んだ日。


以下略



56: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/08/23(火) 22:39:08.89 ID:1O1LHxZ+0

男「……これから始まる、まだ僕が知らない25歳からの僕には……なんて声をかけようかなぁ」


女「ねぇ、このケーキ食べていい?」ピョコ
以下略



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