過去ログ - 提督「傑作だなぁオイ。笑えるぜ」
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20: ◆cDyTypz3/.[saga]
2016/08/26(金) 20:52:21.12 ID:J1uwhgey0
立て続けに二回も言葉を続けられて、提督は失笑してしまう。
提督「話が早くて助かる。俺が言いたかったのはその通りだ。頼むぞ、五月雨」
五月雨「任せてください。伊達に戦ってきてませんから」
提督「それと、赤城達が敵に見つかって逃げている状態なら、赤城が洋上待機じゃなく航行続行を選ぶ可能性が高い。潜水艦と離れ続けられる速度で動いているだろうから、予想地点を考慮したほうがいい」
五月雨「わかりました。捜索も平行して殲滅します」
それでは、無線封鎖域に入りますから、と言って五月雨は通信を切断した。
潜水艦の全艦撃破、かなり困難な作戦のはずなのに、五月雨にかかるとそう聞こえないから不思議だ。
提督「頼んだぞ、五月雨」
特務艦舞鶴が横浜に来るのは丁度作戦が佳境に入るであろう21時間後だ。
それまでは、成功を祈って待ち続けるより他にない。
戻。一九〇〇。
護衛艦一隻は潜水艦に発見されはしたものの、一隻だけでは大した脅威ではないと判断された。
上からは近づく艦娘を撃沈しろとしか言われていない為、命令にない戦闘をして弾薬を消費したくないし、この一隻が囮である可能性も無きにしも非ず。
各艦個人で考え続けた結果、全員が一隻程度なら大局に影響はないと判断し、無視する結論に達した。
皮肉か奇跡か、今回の鳳を務める水上打撃部隊は、護衛艦に乗ったまま悠然と敵潜水艦群の上を通りすぎていく。
その船の中で、鶴翼作戦の詳細が詰められていた。
大鳳「さすがに水平爆撃といえど、高度6000mからではまともな命中を叩き出せませんから。3000mまで下げさせてください」
長門「3000mまで下がってしまって大丈夫なのか?」
大鳳「いくら優秀な隊員達でも、5000mも離れた上空からじゃ目標すら見えません。それに私達の操縦士達は急降下爆撃しかやったことがありませんから、照準器もなしで目視投下することになるんです。確実を期すためにも高度は下げないといけないんです」
長門「そうか・・・、確かにその通りだ」
飛鷹「だったらすぐにでも信管を時限式にしたほうがいいかもしれないわね。着発信管じゃ当たらなかったらそのまま海にドボンだし」
隼鷹「オーケー、とりあえず大鳳の方の動きは決まったみたいだね。あとはあたしらだけど、なにか特別な事とかするの?」
飛鷹「飛ばしたら私達にできることはないわ。突撃と回避方法は一任するつもりだから」
隼鷹「じゃ、あとは応援するしかないってことだねぇ」
飛鷹「・・・ごめんね、なんか無理におしつけ「いやいや」
隼鷹「今さらそんな水臭いのはなしだよ、飛鷹。もし落とされたら、仇はちゃんと戦艦連中がとってくれるんだから。心配することなんてないんだからさ。気楽に行かないと」
へへ、と隼鷹が笑うのを見て、飛鷹もようよう最後の決心ができた。
扶桑「提督にいい知らせを持って帰れるように、私たちも頑張りましょうね」
山城「はい。提督の悔しそうな顔を拝むためにも精一杯やりましょう、姉様」
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