20: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2016/08/27(土) 00:19:56.16 ID:FC6wSZy00
……と、思いきや、まゆは
「お茶を用意するので、少し待っていてくださいねぇ」
21: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2016/08/27(土) 00:20:36.01 ID:FC6wSZy00
お茶を飲むと心が落ち着く。
少なくともさっきまでのような緊張からは解放されていた。
22: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2016/08/27(土) 00:21:51.37 ID:FC6wSZy00
当たり前だ。
ここにいる以上、"アイドルになりたい"という感情が標準装備であると思われてしまうのは。
23: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2016/08/27(土) 00:22:54.13 ID:FC6wSZy00
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さて、まだ乃々は駆け出しも駆け出し。
24: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2016/08/27(土) 00:23:49.77 ID:FC6wSZy00
この日は、まゆの握手会を見学することになっていた。
地道な活動が最近になって実を結び、握手会は盛況と呼んで差し支えない規模になっている。
25: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2016/08/27(土) 00:24:39.93 ID:FC6wSZy00
「いつもありがとうございます」
まゆが、ファン1人1人とコミュニケーションをとっている。
26: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2016/08/27(土) 00:25:07.87 ID:FC6wSZy00
そうして休憩時間。
「あ、あの……これ、のっ、飲み物です……」
27: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2016/08/27(土) 00:25:56.84 ID:FC6wSZy00
聞けば聞くほど、知れば知るほど、この佐久間まゆというアイドルは魅力的だ。
自分のどれだけ前を歩いているのだろうか?
28: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2016/08/27(土) 00:26:41.05 ID:FC6wSZy00
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そうしていくらか過ぎた頃、乃々に初めての仕事がやってきた。
29: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2016/08/27(土) 00:27:37.81 ID:FC6wSZy00
佐久間まゆは驚いていた。
さっきまで、今にも死んでしまいそうな程に緊張していた乃々が、いや、正確には今も緊張に呑まれてはいるのだが、リスの役を完璧に演じていたからだ。
30: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2016/08/27(土) 00:28:29.97 ID:FC6wSZy00
もちろん、そんな適材適所の仕事を持ってきたプロデューサーも褒めるべきだが、本人すらも驚きの色を薄っすらと浮かべているのだから仕方がない。
乃々の持っている雰囲気。
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