37:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 19:49:18.16 ID:zsoczlY00
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誰かに揺られて目が覚めた。起きてすぐ感じたのは、雨の匂いだった。
果南「ダイヤ、ダイヤ、起きて。」
ダイヤ「…んぅ…?」
鞠莉「そろそろgo homeする時間だよ。」
ダイヤ「何だか、変に湿気が…。」
果南「大雨だよ、大雨。急に来たんだ。夏の天気は変わりやすくて嫌だね。」
ダイヤ「あ、雨!?屋上の荷物は、荷物はどうしたんですの!?」
今日は口の大きな布製のトートバッグだったはずだ。雨に降られたら中の写真など一発で…。
鞠莉「Don't worry!千歌っちたちがちゃーんと校舎に入れてくれたわ。」
ダイヤ「そ、それなら安心ですわ…。」
ふう、と息を吐く。安心と同時に、寝てしまう直前のことを思い出した羞恥に顔が染まる。
ダイヤ「そ、そそそそその!ご迷惑、おかけしました…。」
果南「何言ってるの、嬉しかったんだよ、ね。」
鞠莉「とーぜん!ダイヤの甘え方ったら、全国に放映したいくらいだったわね!」
ダイヤ「それだけはやめてください。」
いつものように鞠莉につっこみつつ、皆の所に戻るために立ち上がった。
やっぱりただの寝不足だ。体調は完全に回復していた。
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