193:名無しNIPPER[saga]
2016/09/13(火) 23:52:35.00 ID:ktrUN1VI0
私は走りながら、今自分が何を見ているのかを理解できないでいた。
凛(嘘、嘘だ、そんなハズない。みんなスーツを着ている。スーツを着ているのに死ぬわけが無い)
凛(わ、私の見間違い、見間違いだよ)
194:名無しNIPPER[saga]
2016/09/13(火) 23:54:32.12 ID:ktrUN1VI0
凛(人が、人があんなに、死んで……)
凛(何が、何があったの……)
ふらふらと歩いている私の目にまた二つの人影が飛び込んできた。
195:名無しNIPPER[saga]
2016/09/13(火) 23:55:45.46 ID:ktrUN1VI0
凛「……う、あ、あの、加藤、さんは……」
玄野さんは私が言いよどんでいるのを見て、何かに気付いたのか視線を宙に彷徨わせた。
そして、私にこう言ってきた。
196:名無しNIPPER[saga]
2016/09/13(火) 23:58:32.01 ID:ktrUN1VI0
さっきから私の頭の中でずっと何かが響いている。
あの時、殺してくれと頼まれて考えてしまった。
今まで考えないようにしていたことを考えてしまって、私の頭の中で何かの歯車がかみ合い動き始めていた。
197:名無しNIPPER[saga]
2016/09/13(火) 23:59:29.84 ID:ktrUN1VI0
――だって私殺されかけた。
凛「そ、それでも」
――私、アイツ等を殺したいよ。
198:名無しNIPPER[saga]
2016/09/14(水) 00:00:58.23 ID:QCsBIdMI0
いつの間にか少し開けた場所に出ていた。
そして、私の眼が何かを捕らえる。
凛「…………」
199:名無しNIPPER[saga]
2016/09/14(水) 00:01:42.94 ID:QCsBIdMI0
――あーあ、殺し損ねちゃった。
凛「……」
――いい機会だったのに、残念だったね。
200:名無しNIPPER[saga]
2016/09/14(水) 00:02:52.16 ID:QCsBIdMI0
私が決意したと同時に、視界の端に仏像の姿を捉えた。
私が殺したかったアイツ等を奪って行った奴。
私の獲物を横取りする奴は私の敵だ。
201:名無しNIPPER[saga]
2016/09/14(水) 00:06:07.32 ID:QCsBIdMI0
今日はこの辺で。
>>185 ゴルゴもそうですし、玄野彼女、眼鏡君も逸材でしたよねー。
sagaいつの間にか消えてました。
202:名無しNIPPER[sage]
2016/09/14(水) 00:10:08.95 ID:vYMvBPygo
>>185
乙、空手家の外人も強かった記憶
スーツ来てたら生き残れたかも…
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