352:名無しNIPPER[saga]
2016/09/25(日) 15:36:22.25 ID:ADXiSWap0
未央「あー、なんだかしぶりんのギャップのお陰で緊張が解けたかも」
ようやく笑った本田未央、本当に緊張は解けたみたいだ。
卯月「はいっ、ありがとうございます! 渋谷さん!」
353:名無しNIPPER[saga]
2016/09/25(日) 15:37:08.77 ID:ADXiSWap0
その後、すぐ衣装直しが始まり、Pは別の仕事があるみたいで控え室から出て行き、あっという間に本番となった。
私は未央と卯月に引っ張られるようにステージ裏まで連れてこられ、ステージの裏側からライブを見ることとなった。
関係者でも無い私がこんなところに入ってきていいのかな……。
354:名無しNIPPER[saga]
2016/09/25(日) 15:37:56.06 ID:ADXiSWap0
美嘉「おっ、二人とも随分と落ち着いてるねー、さっきまでガチガチだったのに何かあったの?」
未央「美嘉ねぇ! ふっふっふー、本番に強いこの未央ちゃんがガッチガチに緊張しいるですと? そんなわけないってー!」
卯月「またそんな事言って、凛ちゃんのお陰なんです! ねっ」
355:名無しNIPPER[saga]
2016/09/25(日) 15:39:29.23 ID:ADXiSWap0
去っていく城ヶ崎美嘉とは入れ替わりに別の女の子が二人現れる、どちらも多分アイドル、かわいらしい雰囲気と元気そうな感じがする女の子達。
「みなさーーん!! どうですかー!! 元気ですかーーっ!!」
「もう本番ですね、出るときの掛け声とかは決まっていますか?」
356:名無しNIPPER[saga]
2016/09/25(日) 15:40:51.58 ID:ADXiSWap0
私たちは顔を見合わせて、まず未央が言い出した。
未央「じゃんけんで決めよう! 誰の好物を掛け声にするか!」
卯月「いいですよ!」
357:名無しNIPPER[saga]
2016/09/25(日) 15:41:27.65 ID:ADXiSWap0
同時に二人に声がかかった。
「スタンバイお願いします」
それに反応して未央と卯月は顔を見合わせて、最後に私を見て頷くと動き始めた。
358:名無しNIPPER[saga]
2016/09/25(日) 15:42:19.14 ID:ADXiSWap0
凛「うわ……」
観客席は半分くらいしか見えなかったけど、凄い数のお客さん。
音楽と同じくらいに歓声が地響きのように伝わってくる。
359:名無しNIPPER[saga]
2016/09/25(日) 15:43:08.73 ID:ADXiSWap0
凛「凄い」
正直な想いを口に出す。
あんな舞台で、さっきまで踊ることも出来なかったはずなのに、本番で結果を見せた。
360:名無しNIPPER[saga]
2016/09/25(日) 15:43:57.89 ID:ADXiSWap0
凛「……凄い」
凛「……二人ともあんなに輝いて」
凛「……まるで別の世界の出来事みたい」
361:名無しNIPPER[saga]
2016/09/25(日) 15:45:23.88 ID:ADXiSWap0
一瞬だった。
首筋に感じた寒気で、今まで感じていた何かは一瞬で消え去った。
凛「来た」
362:名無しNIPPER[saga]
2016/09/25(日) 15:46:51.07 ID:ADXiSWap0
私の後ろからさっきの女の子二人の声が聞こえる。
「こ、怖かったよ〜〜、私食べられちゃうかと思っちゃった」
「あ、あんな怖い笑い顔してる人、アタシ初めて見たかも……」
1002Res/774.52 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。