448:名無しNIPPER[saga]
2016/10/01(土) 20:36:01.26 ID:0t1AvvZr0
そんな私に、卯月が問いかけてくる。
卯月「凛ちゃんがやってること……それは教えてもらえないんですよね?」
凛「……うん」
449:名無しNIPPER[saga]
2016/10/01(土) 20:37:12.87 ID:0t1AvvZr0
凛「それじゃ、さよなら……「待って!」 ……何?」
未央が立ち去ろうとした私の服を掴んでいる。
未央「……最後にさ、一緒に踊らない?」
450:名無しNIPPER[saga]
2016/10/01(土) 20:37:57.32 ID:0t1AvvZr0
卯月「私も楽しかったです、ありがとうございました……凛ちゃん」
卯月はもう寂しそうな顔をしていない。割り切った顔をしている。もしかしたらこういう別れを何度も経験しているのかもしれない。
未央「よしっ! 吹っ切れた!」
451:名無しNIPPER[saga]
2016/10/01(土) 20:39:29.80 ID:0t1AvvZr0
それから数ヶ月が経過する。
時間はあっという間に流れていった。
数ヶ月の間に変わったこと、それは殆ど無かった。
452:名無しNIPPER[saga]
2016/10/01(土) 20:40:56.89 ID:0t1AvvZr0
3回目にはスーツの強化、見た目は変わらなかったが身体能力向上や攻撃力、防御力がかなり上昇した。これはかなりありがたかった。特に防御性能が上がって、沢山の敵と戦う場合は目に見えて負担が減った。
4回目はパソコンに新たな機能が加わった。敵の弱点を看破するモード、2回目の点数表示と同じように銃を使って見ることが出来た。これも使える機能だった、だけど点数の高い敵、70点を越えるような奴らには効かない事もあるので信用性はそこまで高くない。
5回目はバイクに飛行ユニットが追加されて、空を飛ぶことが出来るようになった。狩りに転送されてからパソコンにも追加された飛行ユニットというアイコンを起動すると、バイクに飛行ユニットを転送することが可能だった。これを手に入れて、簡単な狩りだと敵に攻撃されず、空から銃を撃つだけで終わってしまった回もあった。
453:名無しNIPPER[saga]
2016/10/01(土) 20:42:11.63 ID:0t1AvvZr0
『ちーーーーーん』
『それでは ちいてんを はじぬる』
『りんちゃん 47てん』
454:名無しNIPPER[saga]
2016/10/01(土) 20:44:24.78 ID:0t1AvvZr0
凛「さて、と。今回の追加装備は……おっ、すぐ装備できる感じじゃん」
奥の部屋にはりんちゃんと書かれたケースが一つ。
飛行ユニットとかロボットとかは次の狩りじゃないと使えないから、すぐ試せるものはうれしい。
455:名無しNIPPER[saga]
2016/10/01(土) 20:45:02.12 ID:0t1AvvZr0
これはかなり便利な装備だ。
パソコンはかさ張って片手が塞がってすぐ壊れるけど、これなら手を空けたまま敵の点数を確認したり、弱点を見ることも可能だ。
それに緊急時にロボットを転送することもできる。これは使える、そう思って、他に出来ることが無いかと調べる。
456:名無しNIPPER[saga]
2016/10/01(土) 20:45:51.02 ID:0t1AvvZr0
家についてベットに横になりスマホでいつもの日課を行っている。
未央と卯月、ニュージェネレーションズのホームページを見る。
あの公園で別れた日から、私は毎日必ずあの二人の事を調べていた。
457:名無しNIPPER[saga]
2016/10/01(土) 20:46:40.57 ID:0t1AvvZr0
私はライブだけは見に行っていない。
あの二人ともう一度会ってしまったら、また心が揺れ動いてしまうかもしれないと思っているから。
でも、いつかはあの二人のライブに行こうと思っている。
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