過去ログ - 澪「シンクロナイズドドリーミング」
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58:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/09(金) 17:35:52.35 ID:ROM1DOs8o
女神様「それで本題ですが、代償として記憶データを差し出してもらうと、もちろんそこに空白が出来ますよね。そこにこの子の情報を入れるんです」
澪「それで・・・現実世界に存在できるようになる?」
女神様「私がズルして『生きている』この子の情報を入れる事で、世界がこの子の存在を認識します。そうすれば後は世界がこの子を生かしてくれます、自然に」
唯「おおっ!」
唯が喜ぶ。私も喜びたいのはやまやまだが、まだまだ女神様の説明では不透明な部分が多いから楽観視は出来ない。
それにそもそも、このズルに女神様や『彼女』が賛成してくれているのかもいまいちわかっていない。喜ぶには、まだ早い。
澪「ところで、どんな思い出を差し出せば『彼女』の情報量と釣り合うんですか?」
女神様「あら、そうね、一番大事な所を説明してませんでしたね。頭がいいのは知ってましたけど、流石ですね」
澪「あ、ありがとうございます・・・?」
女神様「そうですね、そもそもこの子がどんな立場で現実世界に降りるか等によっても必要な情報量は変化します。極力貴女達と無縁な立場が望ましいですね」
澪「立場・・・ああ、なるほど」
唯「? なんで?」
澪「例えば唯のもう一人の妹という立場にしたとする。すると唯や憂ちゃん、そしてご両親の頭の中にその子との思い出がないと不自然になるだろ?」
唯「うん、そうだね」
澪「つまりそれだけ情報量を必要とする=空間の情報量の空きが必要になる。でもこれがもし「最近引っ越してきた知らない子」だったら、唯達の中に思い出は要らない」
唯「そのぶん楽ってこと?」
澪「楽っていうか・・・」
女神様「楽っていうか、差し出す貴女方から見ればお得でしょうか」
その言い方もどこかおかしいような。
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