過去ログ - 澪「シンクロナイズドドリーミング」
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48:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/09(金) 17:13:55.32 ID:ROM1DOs8o
澪「・・・ごめん、唯・・・」
49:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/09(金) 17:15:10.75 ID:ROM1DOs8o
澪「・・・ありがとう、唯。話してよかった。話すきっかけをくれて、そして正解をくれて、ありがとう」
唯「でへへ、照れるねー。どういたしまして。澪ちゃんから見れば頼りないかもしれないけど、たまには頼ってね」
50:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/09(金) 17:16:32.96 ID:ROM1DOs8o
*
嬉しい告白も、新たな悩みの種も、どちらも二人に気取られないようにいつも通りに振舞おう、と唯と決めた。
その結果唯はいつも以上にボケボケで、お参りの時に律に鉄拳を喰らうほどだったが・・・まあ、誤魔化せたと思う。
51:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/09(金) 17:19:53.98 ID:ROM1DOs8o
*
・・・そうして迎えた夜。私は久しぶりに夢の中で部室に立っていた。
52:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/09(金) 17:21:03.44 ID:ROM1DOs8o
澪「あ、そうだ、唯が来たらややこしくなるから、あなたは唯じゃなくて『あなた』に戻っておいて欲しいんだけど」
黒唯「それもそうだね。えっと、どうしよう、ヘアピンでも外しとく?」
53:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/09(金) 17:22:33.81 ID:ROM1DOs8o
澪「・・・それでも、そこにあなたはいない。私達はそれがどうしても嫌なんだ」
彼女「元々住む世界が違うのです。現実世界と夢の世界、どちらを優先するべきかすら判らない貴女達ではないでしょう?」
54:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/09(金) 17:23:24.47 ID:ROM1DOs8o
しまったな、それは予想外だった。
となると・・・こちらから出向くしかなさそうだ。この部室の外に私達が出られるのかはわからないけれど、他に手はない。
この部室は彼女が作ったと言っていた。外に出るにも彼女の協力さえ得られればきっとまだ可能性はある。
55:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/09(金) 17:28:10.49 ID:ROM1DOs8o
唯だけではない。私も彼女も呆けていた。
そんな中で女神様が若干うろたえながら言葉を続ける。
56:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/09(金) 17:30:08.73 ID:ROM1DOs8o
澪「あの、転生というやり方しかないんですか?」
女神様「それが正しい輪廻のあり方ですから。一度人としての死を迎えたこの子は、新たに一から命を育むべきなのです」
57:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/09(金) 17:31:42.71 ID:ROM1DOs8o
澪「代償とは何ですか? 私達で払えるものなら何でも差し出します」
女神様「現実世界での思い出、とでも言いましょうか。記憶に残る情報。頭にデータとして刻まれたモノ。それらを誰かからいただく事になります」
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