過去ログ - 前川みくと話せた猫の話。
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8:名無しNIPPER[saga]
2016/09/17(土) 18:26:23.54 ID:RBrPvO4M0

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 それから。

 みくはしばしば店で歌うようになった。

 と言っても、毎日ではない。ミケがテレビの隣に立つのが合図で、そうすると店の主人が準備をして、日高舞のステージをテレビに映す。そしてその映像に合わせて、みくが歌う。そんな光景がしばしば見られた。

 みくとミケはますます仲の良さを深めていた。それは周囲にとっても好ましく、「ほんまに二人は仲ええなあ」と言われるほどだった。

 そう言われるとみくは、

「うん! みく、ミケちゃん大好きやもん!」

 と満面の笑みで答えるのだった。

 みくとミケ。

 そんな一人と一匹の関係は、ずっと続いていくものだと思われた。

 だが、ある日。

 その関係は、大きく変化した。



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