過去ログ - 高森藍子「プロデューサーさん、お風呂さきにいただきました」
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◆6X9N3xfEM.
[sage saga]
2016/09/19(月) 18:19:39.27 ID:2LhL2h2EO
今までは特に意識することなくPさんって呼んでいましたが、こうして彼のおうちにお泊りするようになって…
二人っきりの時とかはなんとなく照れくさくてあまり名前で呼べなくなってしまいました。
もっとも二人きりだから特に名前を呼ぶ必要はないんですけど。
以下略
7
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◆6X9N3xfEM.
[sage saga]
2016/09/19(月) 18:20:51.15 ID:2LhL2h2EO
「なんかいい匂いがするな」
Pさんがふと顔をあげて呟きました。
私に訊いたのでしょうか、それとも独り言でしょうか。
以下略
8
:
◆6X9N3xfEM.
[sage saga]
2016/09/19(月) 18:22:27.30 ID:2LhL2h2EO
「ほー、これが新しいシャンプーか…フローラル系かな」
くんくんとワンちゃんみたいに鼻をうごめかせています。
「はい、オーガニックな成分が中心なので肌にも優しいらしいんですよ」
以下略
9
:
◆6X9N3xfEM.
[sage saga]
2016/09/19(月) 18:34:41.51 ID:2LhL2h2EO
「なあ藍子」
ドライヤーを片づけて戻ってきた私にPさんが声をかけます。
「コロンとか、香水とかのオリジナルブレンドって難しいかな」
以下略
10
:
◆6X9N3xfEM.
[sage saga]
2016/09/19(月) 18:35:37.55 ID:2LhL2h2EO
「あ、そうです」
「どうした?」
「香水の調合は出来ませんけど…ポプリだったら作ったことありますよ」
以下略
11
:
◆6X9N3xfEM.
[sage saga]
2016/09/19(月) 18:36:59.95 ID:2LhL2h2EO
カチャカチャ
Pさんはアイデアが固まったのかどんどんと書類を書き上げていきます。
私はそれを後ろでぼんやりと眺めています。
以下略
12
:
◆6X9N3xfEM.
[sage saga]
2016/09/19(月) 18:38:15.24 ID:2LhL2h2EO
Pさんが私のことを大切にしてくれているのはよく分かります。
いつもとっても真剣に考えていてくれることも。
でもねPさん、私にだって不安な気持ちはあるんですよ。
以下略
13
:
◆6X9N3xfEM.
[sage saga]
2016/09/19(月) 18:39:47.02 ID:2LhL2h2EO
だめだなぁ私。
昏い気持ちに陥りそうなのを防ぐためにスマホを取り出します。
いま連絡したら迷惑かな、と思い時間を確認します。
以下略
14
:
◆6X9N3xfEM.
[sage saga]
2016/09/19(月) 18:41:24.50 ID:2LhL2h2EO
[Pさんがお仕事をしているの]
[あーちゃんが遊びに来てるのにほったらかして仕事か。とんでもない男だね]
それはそうなんですけど、未央ちゃんに言われるとちょっと反論したくなりました。
以下略
15
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◆6X9N3xfEM.
[sage saga]
2016/09/19(月) 18:43:47.21 ID:2LhL2h2EO
[あーちゃん、私たちの間に隠し事はなしだよ]
早苗さんが手錠を構えているスタンプが返ってきます。
[隠し事なんてしてないよ、ただ…]
以下略
16
:
◆6X9N3xfEM.
[sage saga]
2016/09/19(月) 18:46:18.06 ID:2LhL2h2EO
[うんうん、あーちゃんの気持ちはよく分かったよ]
加奈ちゃんがメモを取っています。
[メモしちゃだめだからね!]
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