過去ログ - 花丸「今日も練習疲れたなあ…。」
↓ 1- 覧 板 20
21:名無しNIPPER[saga]
2016/09/21(水) 02:10:08.35 ID:M3FiOxds0
ほう、と息をつく頃には、本をまるまる2冊、読み終えていた。
頭の中をくるくるきらきらと、本の情景や顔も分からない登場人物が踊って消えた。
22:名無しNIPPER[saga]
2016/09/21(水) 02:11:03.37 ID:M3FiOxds0
―――
月曜日、登校中は本の先が気になって上の空だった。
23:名無しNIPPER[saga]
2016/09/21(水) 02:11:46.84 ID:M3FiOxds0
練習前、まだぼうっとしている自分に、善子が話しかけてきた。
善子「ずら丸、その…、やっぱり具合悪いの?…あ!ほんとに変な意味はないからね!ほんとよ!」
24:名無しNIPPER[saga]
2016/09/21(水) 02:12:24.03 ID:M3FiOxds0
てくてくと、校門を出て歩く。
数人の生徒の中に交じり、下を向いて歩く。
25:名無しNIPPER[saga]
2016/09/21(水) 02:13:16.80 ID:M3FiOxds0
寝る時まで、罪悪感は消えてくれなかった。
帰って本を読むときも、今日は休みだったと家族に嘘をつくときも、宿題をするときも、お風呂に入るときも。
26:名無しNIPPER[saga]
2016/09/21(水) 02:14:10.86 ID:M3FiOxds0
―――
翌朝、心底学校に行きたくなかった。
27:名無しNIPPER[saga]
2016/09/21(水) 02:15:16.25 ID:M3FiOxds0
午後の練習が終わる。
最近は休んでいたからか、前よりへばらなくなっていた。
28:名無しNIPPER[saga]
2016/09/21(水) 02:16:54.48 ID:M3FiOxds0
梨子はしばらく無言で歩き続けた。
腕は痛くないように優しく握ってくれていた。
29:名無しNIPPER[saga]
2016/09/21(水) 02:17:42.00 ID:M3FiOxds0
―――
梨子の家は綺麗に整頓されていて、何だか逆に身の置き場がなかった。
30:名無しNIPPER[saga]
2016/09/21(水) 02:18:26.24 ID:M3FiOxds0
言っている意味がよくわからなかった。
ここで、本を読む?
53Res/53.70 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。