51: ◆/BueNLs5lw[saga sage]
2016/10/01(土) 23:33:55.97 ID:brkDoqUS0
>>49
>>50
ありがと
52:名無しNIPPER[sage]
2016/10/02(日) 05:38:35.47 ID:yEFeUUjSo
待ってる
53: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/10/02(日) 10:55:12.77 ID:9fHQez770
「あと1年くらいの付き合いだよ。高校なんてあっという間。大げさすぎない?」
私は雑に笑った。
「そうかな……」
54: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/10/02(日) 11:09:29.18 ID:9fHQez770
やっぱり、最初のキスの時に目つぶししておけば良かった。
そうしたら、たぶん私に近づこうとしなかったはずだ。
お昼休みが終わり、私は放課後になぜか担任に呼ばれた。
職員室に入ると、周りの先生達の視線を浴びた。
55: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/10/02(日) 11:21:21.63 ID:9fHQez770
「お前、教室で浮いてるんだろ? 天子がいた方が楽しいじゃん」
あんたはどこのチャラ男なんだ。
と私は喉元まで出かかった言葉を飲み込む。
56: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/10/02(日) 11:40:12.25 ID:9fHQez770
無邪気に笑いながらすれ違う下級生にすら苛立ちながら、下駄箱へ向かった。
鞄を教室へ忘れたことに気付いた。
「……ああ、もう」
57: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/10/02(日) 11:55:29.12 ID:9fHQez770
皮肉たっぷりに私は唇を引き延ばした。
「ご、ごめんなさい……」
彼女は質問に答えずに謝った。
58: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/10/02(日) 12:53:50.13 ID:9fHQez770
泣くのは、天子の前だけって決めてたのに。
袖口でさっと目元を拭った。
ゆうがこちらを見上げていた。
互いに同じような顔をしていたかもしれない。
59: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/10/02(日) 13:13:57.11 ID:9fHQez770
感謝の言葉をもらうようなこと言ってないんだけど。
「頭おかしいんじゃない」
「江梨香さんも……」
60: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/10/02(日) 13:21:21.85 ID:9fHQez770
指なんてぷるぷるしてるし。
まるで私が脅したみたい。
「え、江梨香さん……」
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