過去ログ - 白菊ほたる「幸せ願う」クラリス「笑顔の偶像」
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10: ◆kiHkJAZmtqg7[saga]
2016/10/13(木) 22:38:54.80 ID:mzegZ2Br0
「ほたる、この事務所での初仕事が決まりました」

新しい事務所に所属することが決まって、寮の引越しだとか、そういったいろんな手続きも落ち着いて数日。

安堵と小さな不安を運ぶ知らせが、プロデューサーさんの口から届いてきた。
以下略



11: ◆kiHkJAZmtqg7[saga]
2016/10/13(木) 22:40:20.72 ID:mzegZ2Br0
「お話であれば、教会に致しませんか」

クラリスさんの最初の言葉から、激昂しそうになった。

「っ……どうして、ですか」
以下略



12: ◆kiHkJAZmtqg7[saga]
2016/10/13(木) 22:44:59.54 ID:mzegZ2Br0
「着きましたね。まだ閉鎖中ではありますが、許可を頂いて鍵はお借りしています」

閉ざされた門を開きながら、クラリスさんはそう言う。

「あ、壁……直ったんですね」
以下略



13: ◆kiHkJAZmtqg7[saga]
2016/10/13(木) 22:47:30.19 ID:mzegZ2Br0
「先に進むことができないまま、ふり出しだけを繰り返してる私を、クラリスさんにだけは、見て欲しくなかった……!」

「いつか有名になったとき。ありがとう、って伝えたかった……!なのに、なのにっ……こんなにすぐに、私はクラリスさんに出会っちゃった……。あなたの前では、アイドルの白菊ほたるでいたかったのに!」

そう、だってもう出会ってしまった。知られてしまった。
以下略



14: ◆kiHkJAZmtqg7[saga]
2016/10/13(木) 22:48:38.16 ID:mzegZ2Br0
「ほたるさんは、私にこの場所を守る力をくれました」

「あなたの感謝に、どれほど救われたことでしょう。ここに来てよかったという言葉に、どれほど励まされたことでしょう」

「この場所が誰かを笑顔にできるのだと、ここに在ってよいのだと気づけたとき、どれほど嬉しかったことでしょう……!」
以下略



15: ◆kiHkJAZmtqg7[saga]
2016/10/13(木) 22:49:38.49 ID:mzegZ2Br0
「なんだか、帰ってきたような気持ちです」

「ええ……私もですわ」

「私、嬉しいです。私たちが始まった場所で輝けることが。この場所が、たくさんの人に包まれることが」
以下略



16: ◆kiHkJAZmtqg7[saga]
2016/10/13(木) 22:52:50.09 ID:mzegZ2Br0
ここまでお読みいただきありがとうございました。少しでも楽しんでいただけていれば幸いです。

デレステにおけるクラリスとほたるのメモリアル1は似ている部分があるんじゃないか、みたいなことを考えて書き始めた記憶があります。

このコミュとこのコミュのP、性格が似てるな、と感じたりしたところから、アイドルたちの新たな組み合わせが生まれ出てもいいのかもしれません。
以下略



17:名無しNIPPER[sage]
2016/10/14(金) 01:37:33.66 ID:cVZlwHXU0

面白かった


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