過去ログ - 高垣楓「夢と現を、月見で一杯」
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30: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/10/23(日) 09:03:00.94 ID:uhMwzG8T0

 老人の答えに、楓がプロデューサーの方を見た。
 その顔にはデカデカとした大きな字で「困った」と書いてある。

 とはいえ、別に楓の質問の仕方が悪かったというわけではない。

 事実、プロデューサーも彼女と同じ疑問を抱いていたし、思わず尋ねてしまう程度には、この屋台の中は奇妙であった。

 店内の壁には古いカレンダーやポスターの類、それになにやら文字の描かれたお札なんかはあるものの、
 メニューやお品書きのような物は一切見当たらず、しかも肝心要、普通ならば料理だったり、
 調理用の器具だったりが置かれているはずのカウンターには、木彫りで作られたウサギの小さな置物が数匹分と、
 大小様々な甕(かめ)が並べられているだけだったのだから。


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