過去ログ - 京子「忘れられないキスが欲しい」
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1:名無しNIPPER[saga]
2016/11/04(金) 20:38:33.41 ID:MnhhpV2E0
その日、私はテレビの前であぐらをかいて、結衣が買ったばかりのRPGゲームで遊んでいた。私はやっとこさ物語の中盤辺りまで進めたのだが、結衣は既に一度クリアしているらしい。 
  
  
  
  
 「うわっ、また負けたあ……」 
  
  
  
  
 私は途中で登場する中ボスに苦戦していた。何回やっても、体力ゲージを八割ほど削ったあたりでパーティが全滅してしまう。 
  
 私としては、このままやってればいつかはいけるんじゃないかなあ、と思っているんだけど…… 
  
  
  
  
 「……あとで結衣に聞くかなあ」 
  
  
  
  
 ま、いいや。攻略法は後で結衣に聞こう。 
  
 結衣のことだし「あとレベルを10は上げた方がいい」とか言われちゃいそうだけど……
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2:名無しNIPPER[sage saga]
2016/11/04(金) 20:39:16.77 ID:MnhhpV2E0
 「ふー、さっぱりした」 
  
  
  
  
3:名無しNIPPER[saga]
2016/11/04(金) 20:39:54.32 ID:MnhhpV2E0
  
 まず、誤解のないように言っておくと、私、歳納京子がこういうスキンシップを求めてくるのは日常茶飯事であり、キス魔であることもごらく部の中では既に周知の事実である。 
  
 ましてや、付き合いの長い結衣が、それを知らないわけがない。 
 「千鶴〜ちゅっちゅ〜」とか、「ちなつちゃんとチューしたいなあー」とか、そういう発言を結衣は全部聞いている。 
4:名無しNIPPER[saga]
2016/11/04(金) 20:41:14.69 ID:MnhhpV2E0
 「……………」 
  
  
  
  
5:名無しNIPPER[sage saga]
2016/11/04(金) 20:42:36.24 ID:MnhhpV2E0
 結衣は私の予想のさらに上を行く行動を見せた。 
  
 その場で跪き、あぐらをかく私と目線を同じ高さにしたかと思うと、膝と手を動かしてゆっくりと私に詰め寄ってきたのだ。 
  
 さすがの私もこれには驚き、気づいた時にはあぐらを崩して後ろへと下がっていた。 
6:名無しNIPPER[saga]
2016/11/04(金) 20:43:53.18 ID:MnhhpV2E0
  
 「っあ……」 
  
  
  
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