過去ログ - ダイヤ「大変ですわ! 花丸さんが……!」
↓
1-
覧
板
20
4
:
◆tv.yDBBdhs
[sage saga]
2016/11/19(土) 11:10:17.29 ID:o6gllI6+0
窓の外の曇り空とよく似た鬱々とした空気が教室を包んでいた。誰一人と言葉を発することなく刻々と時が流れる。
「何か、病気とかなのかな……」
久々に口を開いた果南さんの声は、まるで雪山で遭難して半日が過ぎたかのような弱々しいものだった。
「もう、そんな顔しないで。Relaxだよ果南」
そんな彼女を元気づけるためだろう、鞠莉さんがおちゃらけた態度で果南さんの胸を触る。
以下略
5
:
◆tv.yDBBdhs
[sage saga]
2016/11/19(土) 11:10:50.83 ID:o6gllI6+0
鞠莉さんが私の手を握る。先程までとは打って変わり眩いくらいの笑顔だ。
「やっと話してくれたのね!」
「心配したのですから……」
各々が安堵した表情を見せる。
「花丸ちゃん……。本当よかった」
以下略
6
:
◆tv.yDBBdhs
[sage saga]
2016/11/19(土) 11:11:39.42 ID:o6gllI6+0
「何かきっかけがあったのでしょうか」
顎を触りながら考え込んでいるダイヤさんを見て、つい中学校の花壇脇に置かれた石像を思い出し可笑しくなる。
「たしかあのとき果南が机を叩いて……」
「そのようなことが関係するとは考え難いですが、とにかく一度再現してみましょう」
それぞれ記憶を辿りながら席に戻る。善子ちゃんの妙な儀式を連想してしまうのはきっと仕方のないことなのだろう。
以下略
7
:
◆tv.yDBBdhs
[sage saga]
2016/11/19(土) 11:12:36.49 ID:o6gllI6+0
花丸「二人は本当に仲良しさんずらね」ニコ
ダイヤ「まさか、こんなことって……」
鞠莉「Unbelievable……!」モミモミ
以下略
8
:
◆tv.yDBBdhs
[sage saga]
2016/11/19(土) 11:13:22.30 ID:o6gllI6+0
果南さんは豊満な胸をがっしりと掴むその手を無理やり振りほどき顔を背ける。こちら側からではその表情は窺い知ることはできないが、彼女の耳は童謡のトナカイの鼻の如く真っ赤に染まっている。
「戯れてないで今度こそ帰りますわよ」
やれやれといった素振りでダイヤさんは立ち上がり時計に目をやる。陽が傾き辺りはもう随分と暗くなっていた。結局新曲の話はほとんどできず終いだ。
「そうだね、また明日から練習頑張ろう」
恥ずかしいのだろうか、果南さんは足早に教室を出ようと歩を進める。
以下略
9
:
◆tv.yDBBdhs
[sage saga]
2016/11/19(土) 11:15:40.49 ID:o6gllI6+0
おしまいこー
ただ文学少女っぽい花丸ちゃんを書いてみたかっただけ
過去作も読んでいただけると幸いです
以下略
10
:
名無しNIPPER
[sage]
2016/11/19(土) 12:35:06.04 ID:zEx0AXivo
意味がわからない
10Res/7.5 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - ダイヤ「大変ですわ! 花丸さんが……!」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1479521247/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice