過去ログ - 女「恋のキューピッド?」
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11:名無しNIPPER
2016/11/20(日) 17:10:04.11 ID:d3zd/qUs0
気が付くと私は保健室のベッドの上だった。
どうやらあのまま気を失っていたらしい…

女「お、女友は!?」

以下略



12:名無しNIPPER
2016/11/20(日) 17:25:27.79 ID:d3zd/qUs0
私は保健の先生に大丈夫だと伝えると、心配する女友を保健室の外で待っていた女友の彼氏に無理やり連れて帰ってもらった。

私がすみませんと伝えると笑って、なんともなくてよかったよと言ってくれるあたり本当にいい人だなっと思った。

女友と彼氏さんを見送り、私はもう一度あの体育館裏に行ってみることにした。
以下略



13:名無しNIPPER
2016/11/20(日) 17:33:16.19 ID:d3zd/qUs0
体育館裏に行くが特に変わったことはない。
本当に夢を見ていたのではないか、そう思うほどに…

女「帰るか…」

以下略



14:名無しNIPPER
2016/11/20(日) 17:40:05.16 ID:d3zd/qUs0
その人の第一印象は美しいだった。
一瞬女性かと思うほどの…多分男性だと思うけれど。

女「あ、あの、あなたは?」

以下略



15:名無しNIPPER
2016/11/20(日) 17:57:55.61 ID:d3zd/qUs0
女「……」

男「まぁ、こうなるよなぁ…」

女「ふっ、あはは」
以下略



16:名無しNIPPER
2016/11/20(日) 18:02:09.79 ID:d3zd/qUs0
ノコリモノ。なんだかいやな言葉だ…

男「ほぉ、その歳でノコリモノとかどんな確率だよ…」

男の言葉からはあまりいい言葉ではないことが分かる。
以下略



17:名無しNIPPER
2016/11/20(日) 18:18:45.82 ID:d3zd/qUs0
男「人っていうのは人生に運命の相手と三度出会えるようになっている。結局行き着く先はその運命の三人のうちの一人になるってわけなんだが…」

男は間を空けて話を続ける。

男「お前はもうその歳でその三名の相手と出会いそして振られてるって訳。だからもう恋もできないし、一生独り身で死んで行くってわけ」
以下略



18:名無しNIPPER
2016/11/20(日) 18:27:05.37 ID:d3zd/qUs0
男「ちょ、おいおい…泣くなよ…」

男は困ったかをでこちらに近づいてくる。

男「と、とりあえず場所変えよう。この季節の夜はまだ冷えるだろ…」
以下略



19:名無しNIPPER
2016/11/20(日) 18:40:57.64 ID:d3zd/qUs0
女「で、結局君は何者なの?」

男「いや、だから恋のキューピッドだって」

女「……」
以下略



20:名無しNIPPER
2016/11/20(日) 20:43:23.29 ID:d3zd/qUs0
男「んで、赤い糸が一番太くなる時期にこの金色の銃の銃弾を打ち込まれた奴は一生結ばれるってわけだ」

まぁ、俺の話せることはこれくらいかな…
そう言い終わると彼はドリンクコーナーにコーヒーのおかわりに向かったようだった。

以下略



21:名無しNIPPER
2016/11/20(日) 20:58:51.69 ID:d3zd/qUs0
ファミレスを後にすると彼は、それじゃあ、またと言って立ち去ろうとする。

女「ねぇ。まだ私あなたの名前聞いてないんだけど…」

男「ん、レンだよ」
以下略



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