過去ログ - 幸子「今日、私はボクを卒業します」
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10:名無しNIPPER[saga]
2016/11/26(土) 18:14:24.85 ID:i8kqGCrS0
エントランスからまたエレベーターに乗って上階へ。
自宅のドアに鍵を差し込んで回すと、カチャリと乾いた金属音が廊下に響きます。


「プロデューサーさん、ちょっと待ってて下さい」
以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2016/11/26(土) 18:15:39.70 ID:i8kqGCrS0
返事も待たずに中に入ったら、部屋全体を見回します。
さすが私、特に散らかっていない整理整頓の行き届いた完璧な部屋です。住人に似るんでしょうね。
そのままベランダ、寝室、トイレ、バスルームと確認をします。
洗濯物も干していないので、洗濯機の蓋さえ閉めたら大丈夫でしょう。

以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2016/11/26(土) 18:17:09.42 ID:i8kqGCrS0
「プロデューサーさんは適当に座っててください。いま私が紅茶を淹れてあげますからね」

「いや、さっきも言ったがあがるつもりなかったからお構いなく」

「もうバッチリあがってるんですから無効ですよ。ほら、座ってください!」
以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2016/11/26(土) 18:18:21.99 ID:i8kqGCrS0
「何か手伝うことあるか?」

「プロデューサーさんは落ち着きがありませんね、座って待ってることもできないんですか?」

「手持無沙汰は落ち着かない性分でね。プレゼントに生花もあるだろ、お茶は後でいいから先にそいつらを何とかするぞ」
以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2016/11/26(土) 18:20:29.35 ID:i8kqGCrS0
「幸子は普段自炊とかするのか?」

台所のシンクで花を活けながらプロデューサーさんが訊きます。

「えぇ、寮にいる間に色々教えてもらったので一通りは作れますよ」
以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2016/11/26(土) 18:22:35.18 ID:i8kqGCrS0
気付けば作業が止まってしまっていて、あわてて未開封の箱を掴みます。
たまたま手に取った長方形のそれは、楓さんからの贈り物です。


幸子ちゃんと同い年のものにしてみたの――
以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2016/11/26(土) 18:23:15.52 ID:i8kqGCrS0
「幸子、花束は全て済んだぞ。そっちはどうだ?」

「あ、はい! まだ終わってないです!」

「数が多いから無理もないか」
以下略



17:名無しNIPPER[saga]
2016/11/26(土) 18:25:29.14 ID:i8kqGCrS0
「お待たせしました」

「これワインじゃねーか。車だから飲めないって」

「乾杯するだけです。プロデューサーさんは飲まなくていいですから、ね!」
以下略



18:名無しNIPPER[saga]
2016/11/26(土) 18:26:41.51 ID:i8kqGCrS0
ワインとオープナーを受け取って開けようとしますが、恐る恐るといった感じで何だか面白いです。


「なぁ……これはこの使い方で合ってる?」

以下略



19:名無しNIPPER[saga]
2016/11/26(土) 18:28:59.66 ID:i8kqGCrS0



「では、幸子の生誕を祝して――」

以下略



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