過去ログ - 楓「雨宿りも兼ねて、一杯、ご一緒しませんか?」
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◆.A/MbZOSXM
[saga]
2016/11/26(土) 18:46:36.12 ID:dv2729Yw0
1.
「あ」
「……お疲れ様です、高垣さん」
以下略
3
:
◆.A/MbZOSXM
[saga]
2016/11/26(土) 18:47:42.08 ID:dv2729Yw0
楓「お疲れ様です、プロデューサー。今お帰りですか?」
P「はい」
楓「いつもよりお早いんですね」
以下略
4
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◆.A/MbZOSXM
[saga]
2016/11/26(土) 18:49:24.54 ID:dv2729Yw0
雨が強くなる前に今日はさっさと帰ってしまおうと思っていたはずなのだけれど、二人並んでプロダクション前に立っていると、どうにもこちらから一歩目の帰り道を踏み出すのが憚られる。
間を持たすにも、得意の駄洒落もなぜだか思い浮かばないし。
新しい話題を振ることもせずつらつらとそんなことを考えていると、彼が少しだけこちらを向いて、口を開いた。
以下略
5
:
◆.A/MbZOSXM
[saga]
2016/11/26(土) 18:52:42.90 ID:dv2729Yw0
言い終わり、彼はすっと視線を前に戻す。
その目線は、同じ前を向いているのでも、最初の挨拶の時とは意味するところが違うように見えた。
きっと数瞬の後、彼は「では、私はこれで」と言い残して去っていってしまう。
確定しているわけでもないのに、私はその予感になぜだか少し焦れた。
以下略
6
:
◆.A/MbZOSXM
[saga]
2016/11/26(土) 18:57:58.51 ID:dv2729Yw0
P「……! それは大変です。今タクシーをお呼びしますので――」
楓「あぁいえ、私の家すぐ近くなのでタクシーを呼ぶほどでは」
P「そう、ですか。では私の傘をお使いください」
以下略
7
:
◆.A/MbZOSXM
[saga]
2016/11/26(土) 19:01:09.23 ID:dv2729Yw0
楓「あっ、それなら」
少しだけわざとらしく、私はポンと手を叩く。
以下略
8
:
◆.A/MbZOSXM
[saga]
2016/11/26(土) 19:03:10.13 ID:dv2729Yw0
ここまで書いておいてなんですが、トリップとかメ欄とかそもそもちゃんと見れてるかとか大丈夫ですよね…?
9
:
◆.A/MbZOSXM
[saga]
2016/11/26(土) 19:05:24.40 ID:dv2729Yw0
2.
雨を受けながら事務所から少しだけ走って、私達は目的のお店へ到着する。
ここに来るのも随分久しぶりかしら、なんて考えながら、年季の入った引き戸に手を掛けた。
以下略
10
:
◆.A/MbZOSXM
[saga]
2016/11/26(土) 19:08:33.15 ID:dv2729Yw0
店主「いやー相変わらず別嬪さんだなあ。そんで、そちらのでっけえ兄ちゃんは?」
大将の注意がプロデューサーへ向く。
彼をここへ連れてくるのは初めてのこと。
以下略
11
:
◆.A/MbZOSXM
[saga]
2016/11/26(土) 19:14:56.07 ID:dv2729Yw0
P「世話係……といいますか、今は楓さんの専属というわけでは……」
楓「――しっ」
P「っ」
以下略
12
:
◆.A/MbZOSXM
[saga]
2016/11/26(土) 19:17:04.73 ID:dv2729Yw0
楓「それじゃあ……えーと、なんでしょうかね?」
お互いにジョッキを掲げ持ったところで、乾杯の音頭となるべき言葉が見当たらないことに気付く。
P「……すいません、このようなことは苦手なもので…………」
以下略
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