154: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/23(金) 23:31:07.70 ID:98IHJeJGO
「…私一人で、十分なんだ」
だが、その意識の根底には、はっきりとした目的が存在していた。
それは、皆を守る為。
155: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/23(金) 23:31:47.54 ID:98IHJeJGO
「…」
アマネの話を聞き終わった未央は、座り込み、顔を伏せた。
端的にではあるが、現状がどれ程まずいことになっているのかを、理解したからだ。
156: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/23(金) 23:32:33.08 ID:98IHJeJGO
…。
「…」
少女は、目を覚ました。
157: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/23(金) 23:34:01.68 ID:98IHJeJGO
「マリバロン」
「…!ジャーク将軍…!」
「計画は、順調か?」
158:名無しNIPPER[sage]
2016/12/23(金) 23:35:22.23 ID:KzaFU1Too
てつを…?てつをなのか…?
159: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/23(金) 23:35:25.78 ID:98IHJeJGO
「…奴を変身させる感情は、嫉妬…」
「むう…」
「奴は、無意識の内にあらゆるものに嫉妬する傾向にあるようです」
160: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/23(金) 23:36:41.33 ID:98IHJeJGO
「…本当に、行くんだね?」
「…うん」
「アタシも、役に立てるかどうかは分からないけど…」
161: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/23(金) 23:38:24.62 ID:98IHJeJGO
「…で、だよ」
「ん…」
「…これから、何処行けば良いの?」
162: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/23(金) 23:39:28.27 ID:98IHJeJGO
皆が散り散りになる中、卯月は当てもなく彷徨っていた。
ただ、暴走は止まった。
今は身体の疲れもなく、体調もすこぶる良い。
163: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/23(金) 23:40:37.29 ID:98IHJeJGO
「ん…」
「ん」
その頃二人は、途方もなく歩く事を一旦止め、早速アマネの握ったおにぎりに手を伸ばした。
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