過去ログ - P「輿水幸子は無数に存在する」
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27: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2016/12/07(水) 22:15:50.75 ID:Q/KsUm3o0
 用を足す以外では執務室を一切出ず、ぶっ続けで作業に没頭すること8時間。
 トーク台本は出来上がった。
 途中、昼食を持ってきてくれた事務のちひろさんには頭が上がらない。

 肉体疲労、精神疲労。両者がのしかかり、俺の体はソファへと沈み込んだ。
以下略



28: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2016/12/07(水) 22:18:19.56 ID:Q/KsUm3o0
「親友……げ、元気がなくて……まるで私みたいだぞ……」

「アイドルがそんな調子でどうする」

 心配をかけるわけにもいかない。
以下略



29: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2016/12/07(水) 22:19:55.55 ID:Q/KsUm3o0
 俺は立ち上がり、印刷しておいた台本を三人それぞれへ手渡す。
 各メンバーごとに、台本には赤で注意書きとアドバイスを入れておいた。

「明日のバレンタインイベント。3人のトークがあるのは知ってるな。これはその台本だ。各自、念入りに確認して打ち合わせておくように。きちんと話し合ってな」

以下略



30: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2016/12/07(水) 22:22:01.07 ID:Q/KsUm3o0
 この様子なら安心だな。あとは三人で、何とでもできるだろう。
 プロデューサーの役目はあくまでサポート。
 本番に臨むのはアイドルの仕事だ。

「じゃ、俺はちょっと休憩してくる。すぐに出られるようにしておくから、訊きたいこととか、相談事があれば携帯に連絡をくれ。遠慮はいらないからな」
以下略



31: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2016/12/07(水) 22:23:53.09 ID:Q/KsUm3o0
「お休みのところごめんね。そろそろお店閉めちゃおうと思うんだけど」

 顔面に皺の刻まれた年配の女性が、俺の顔を覗き込んでいた。

 直後に、頭痛と酩酊感に襲われる。
以下略



32: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2016/12/07(水) 22:25:50.68 ID:Q/KsUm3o0
 免許証に記された住所へと送り届けられ、シャワーを浴びベッドへ寝転がっても疑問は拭えない。

 ここで眠ったら、俺はこの世界との関わりを失ってしまう。
 確認だけでもしておかなければ。

以下略



33: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2016/12/07(水) 22:36:45.40 ID:Q/KsUm3o0
今日はここまでにします。


34:名無しNIPPER
2016/12/07(水) 22:39:14.50 ID:boBvxqpso
おつおつ
P、有能


35:名無しNIPPER[sage]
2016/12/07(水) 23:10:48.79 ID:RUvp2UQUO
モバつけろカス


36:名無しNIPPER[sage]
2016/12/08(木) 00:08:56.52 ID:cAeQU3hQo
酔歩するPか
期待


37:名無しNIPPER[sage]
2016/12/08(木) 07:19:37.08 ID:fK5AQUbmo
おっつおっつ


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