13:名無しNIPPER[saga]
2016/12/13(火) 02:26:40.74 ID:PFik2ZI10
「こんばんは〜サンタですよ〜」
「あら、お客様?借りるならまず誓約書にサインを書いて頂いてですね」
14:名無しNIPPER[saga]
2016/12/13(火) 02:28:28.55 ID:PFik2ZI10
「お金ですか、具体的な金額で提示して頂けますか〜?」
「そうですねぇ…」
15:名無しNIPPER[saga]
2016/12/13(火) 02:29:07.18 ID:PFik2ZI10
金貸し屋は、お金のことしか頭に無かった自分が少し恥ずかしくなった。
そうだ、せっかく善意で回してくれたならそれに報いるような願いをしよう。
16:名無しNIPPER[saga]
2016/12/13(火) 02:30:05.33 ID:PFik2ZI10
「というわけで…そうですね、私よりずっと不幸な子の下に行ってくれませんか?」
「やっぱりですかぁ〜」
17:名無しNIPPER[saga]
2016/12/13(火) 02:31:13.05 ID:PFik2ZI10
その娘は、生まれつき薄幸であった。
歩けば転び、座れば椅子が壊れ、口を開けば舌を噛む、そんな人生。
18:名無しNIPPER[saga]
2016/12/13(火) 02:31:57.67 ID:PFik2ZI10
「こんばんは〜」
「……えっ?」
19:名無しNIPPER[saga]
2016/12/13(火) 02:32:40.78 ID:PFik2ZI10
「今のはおまけですので改めてお願いを〜」
「……どうしようかな」
20:名無しNIPPER[saga]
2016/12/13(火) 02:33:14.60 ID:PFik2ZI10
日付が変わり、サンタは自宅に帰ってきた。
「ただいま〜寒かったね〜ブリッツェン」
21:名無しNIPPER[saga]
2016/12/13(火) 02:34:52.79 ID:PFik2ZI10
以上です
元ネタは星新一先生の『ある夜の物語』
22:名無しNIPPER[sage]
2016/12/13(火) 03:41:53.67 ID:jDj+ZLaMo
懐かしさを感じたわ…乙
23:名無しNIPPER
2016/12/13(火) 07:22:07.70 ID:QpXDrqDoo
さりげおっぱいもんでんじゃねえよ
願い叶っただろ
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