過去ログ - 魔法使い「マスター、ここは何処なの?」
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68: ◆z7cIwVvuXI[saga]
2016/12/26(月) 22:50:40.56 ID:o8w7/J5W0
瓶いっぱい不死鳥の血を手に入れた魔法使いたちは、帝国に戻ってきました。


商人「いいタイミングで戻ってきたな! 勇者の死体はこれや」


傭兵は勇者の遺体を床に置き、商人は魔法使いに目配せをします。


魔法使いは商人にうなずき、勇者の近くに来ました。


魔法使いは勇者の体に、不死鳥の血を一滴たらします。するとどうでしょう。勇者の体が光りだすではありませんか。


肉体の傷が再生していくのを見ることもできます。そして、腕がびくっと振るえました。


魔法使いは涙を流して勇者に抱き着きました。


魔法使い「勇者! 勇者ぁっ!」


勇者「ん? おはよう魔法使い。ここは何処何だろう」


魔法使いたちは勇者に今までのことを話しました。


勇者「俺が神様の生まれ変わり、ね。信じられないなあ」


魔法使い「それは私たちもいっしょだよ」


勇者「でも今のままでは結局魔王に勝てないんじゃないのか? あの剣での戦いを慣れてしまった今、通常よりも弱くなっているはずだけど」


商人「ぱーっと覚醒してくれたら楽やねんけどなあ。そう簡単にはいかへんか」


傭兵「賢者さんは何か案はないですか?」


賢者「覚醒については分からない。だが、僧侶を復活させて戦士がどんな反応するか、それが気になるな」


勇者「憎しみがそうそうなくなることはないと思うぜ?」


賢者「その憎しみは魔王が吸収している。今なら元に戻すことも可能かもしれない」


魔法使い「よし、それをためしてみましょう。で、僧侶の遺体は何処に?」


賢者「おそらくカジノ街の肥料となっていると思います」


魔法使い「あー、お金消えそうだからそこいったことないのよね」


賢者「わたくしが案内しますよ。行きますよ。テレポート!」



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