過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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◆N7KRije7Xs
[sage saga]
2016/12/24(土) 11:34:38.18 ID:8lPBK+pa0
太陽が頂へと差し掛かろうとする頃、
“魔法のじゅうたん”を丸めて再びなんでも飲み込む不思議な袋に押し込み、一行は目の前にぽっかりと開いた洞窟へと入っていった。
日の光も届かぬ暗闇に青白く光る通路は得も言われぬ神秘さを湛え、まさにおとぎ話の世界を歩いているような感覚を呼び起こす。
そんな光景に包まれながら少年の父親は思ったままの疑問を口にする。
ボルカノ「こりゃまた どうして ここの洞窟は こんなに 明るいんだ?」
アルス「光ゴケ だよ。」
そう言って少年は腰に下げた袋から小さな焼き物の壺を取り出すと、蓋を開けて父親にその光の主の正体を明かす。
なんの変哲もないように見えるそれは、薄闇に反応してボウっと光を放ち始めた。
ボルカノ「ほう……。」
少年は“城”に向かう最中父親に、かつて自分たちが訪れた過去の世界よりもさらに過去のホビット族の王女の話を聞かせた。
光ゴケが繁茂するようになるまでの彼女の苦労、コスタール王との結婚、そして魔王の侵略により命を落としたこと。
ボルカノ「ずいぶん 苦労の歴史が あるんだな。」
アルス「まあね。」
アルス「そう言えば ここの王様だけど……。」
そこまで話して少年はこれから対面するであろう現在のコスタール王のことを思い出していた。
アルス「かなり 変わった人だけど 驚かないでね。」
ボルカノ「……?」
少年の忠告にいまひとつ返事をできずにいたが、後ろで苦笑する少女の様子からどうやらその言葉に嘘はないことは見て取れた。
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