過去ログ - 【DQ7】マリベル「アミット漁についていくわ。」【後日談】
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◆N7KRije7Xs
[sage saga]
2017/01/05(木) 19:35:28.16 ID:jh5nLVyG0
マリベル「ちょ…… っと なんとかしなさいよ この状況!」
少女が少年のわき腹を小突く。
アルス「そうは言われても……。」
ボルカノ「よーし そろそろ 準備にかかるぞ!」
*「「「ウスッ!!」」」
気を聞かした船長の号令で船員たちが一斉に動き出す。
アルス「…………………。」
マリベル「…………………。」
取り残された少年と少女はなんとなく気まずい空気のまま沈黙していた。
アルス「……マリベル。」
マリベル「…何よ……。」
俯いたまま、呼び掛けに振り向きもせず少女は答える。
アルス「…ぼ ぼく もう準備にかかるね!」
マリベル「さ さっさと 行きなさいよ……!」
アルス「う うん また後で!」
そう言って少年も甲板の方へと走っていった。
マリベル「…………………。」
一人きりになった少女はしばらくそのまま立っていたが、
やがて足元に二匹の猫がやってくるとその顔を交互に見てはため息をつく。
マリベル「はあ〜……。もう あいつの顔 まともに 見れないじゃないの……。」
トパーズ「なう〜。」
*「にゃ〜。」
漁師たちのせいで自分の未来のことを再び思い返し今さらになって恥ずかしくなってきたらしい。
少女はしばらく猫を触りながらぼーっとしていたが、
慌ただしく準備する漁師たちに自分が置かれた状況を思い出させられ、自らも足早に手伝いに取り掛かるのだった。
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