131:名無しNIPPER[saga]
2017/01/17(火) 20:57:56.39 ID:cflEI13v0
「い、いえ……俺の方も、勘違いする様な事を言って……すみません」
ちひろが納得してくれてどうにか危機を脱せれた事に、Hは心中で人知れず安堵した。
132:名無しNIPPER[saga]
2017/01/17(火) 20:58:39.35 ID:cflEI13v0
「まぁ……藍子ちゃんはしっかりしていますし、その辺は問題ありませんね」
「え、えぇ……その通りです、ね……はい」
133:名無しNIPPER[saga]
2017/01/17(火) 20:59:19.14 ID:cflEI13v0
『も、もしもし……おはようございます、プロデューサーさん……ゴホッ、ゴホッ!』
電話から聞こえる藍子の声はやはりと言うべきか、辛そうである。高熱としかHは聞いていなかったが、どうやら喉もやられている様である。
134:名無しNIPPER[saga]
2017/01/17(火) 20:59:49.32 ID:cflEI13v0
藍子の辛そうで消え入りそうな声に、Hは心が痛んだ。
出来れば優しい言葉を掛けてやりたいが、実を言うとこれは藍子の『自業自得』である為、それは躊躇われた。
135:名無しNIPPER[saga]
2017/01/17(火) 21:00:19.67 ID:cflEI13v0
それを聞いた後に、小さくすすり泣く声がHの耳に入ってくる。
高熱で精神的に不安になって辛いのだろう。Hは押し黙るが、そうしている内にも藍子の泣き声は聞こえてくる。
136:名無しNIPPER[saga]
2017/01/17(火) 21:00:47.31 ID:cflEI13v0
「あぁ、本当だ」
『……ありがとう、ございます。プロデューサーさん』
137:名無しNIPPER[saga]
2017/01/17(火) 21:01:14.88 ID:cflEI13v0
『はい……そうします。それじゃあ……お休みなさい』
「お休み、藍子」
138:名無しNIPPER[saga]
2017/01/17(火) 21:06:10.16 ID:cflEI13v0
書き溜め分投下完了
しばらく更新できなくて申し訳ありませんでした
色々と忙しくて手が出せませんでしたが、それももう片付いたので今日からまた更新していきます
139:名無しNIPPER[sage]
2017/01/17(火) 23:54:40.46 ID:LDhRyPo6O
おつ
140:名無しNIPPER[saga]
2017/01/21(土) 05:43:36.89 ID:eTx1YQYo0
自分に課せられた仕事を全て終わらせたHは、直ぐに藍子の家に向かっていった。
事務所の最寄の駅から電車に飛び乗り、それで藍子の実家に近い駅まで移動する。
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