42: ◆Ci3UmwhFqY[saga]
2017/01/08(日) 00:47:45.20 ID:NdTDlpoV0
まゆ「……」
小梅「……」
まゆ「……ここは、」
43: ◆Ci3UmwhFqY[saga]
2017/01/08(日) 00:50:50.65 ID:NdTDlpoV0
まゆ「(地面に倒れていた、Pさんのこと)」
まゆ「小梅、ちゃん」
まゆ「(思わず毛布から飛び出し、パーカーの袖を掴むと、小梅ちゃんは驚きながらも屈んでまゆと視線を合わせてくれた)」
44: ◆Ci3UmwhFqY[saga]
2017/01/08(日) 00:53:16.43 ID:NdTDlpoV0
小梅「でも、今日の朝に、目が覚めた…みたいだから」
小梅「安心…して、大丈夫」
まゆ「(小梅ちゃんはまゆの頭をぽんぽんと優しく撫で、まゆを持ち上げるとゆっくりと歩き始めました)」
45: ◆Ci3UmwhFqY[saga]
2017/01/08(日) 00:55:27.24 ID:NdTDlpoV0
まゆ「(事故から一日も経っていて、Pさんの容態もそんなに酷かったなんて)」
まゆ「(涙が溢れてくるのが止まらなくて、小梅ちゃんは涙に気付いたのか、ハンカチで目を押さえてくれた)」
小梅「ちひろさんが、ね……。うちのプロデューサーをどうしてくれるんだって、相手の人に、すっごく怒ってる…みたいで、慰謝料…ぶんどるって、言ってたの」
46: ◆Ci3UmwhFqY[saga]
2017/01/08(日) 00:59:26.32 ID:NdTDlpoV0
まゆ「(Pさんは足から包帯で巻かれていて、痛々しかった。寝息を立てて眠っていて、それを見てまた涙が出てきてしまった)」
小梅「寝てる…みたいだけど」
小梅「Pさん……。まゆさんも、お見舞いに、来たよ」
47: ◆Ci3UmwhFqY[saga]
2017/01/08(日) 01:01:33.94 ID:NdTDlpoV0
まゆ「Pさん……。まゆの、せいで」
まゆ「(机から降りて、Pさんの枕元に行くとやはり疲れきったように眠りについていた)」
まゆ「ごめんなさい」
48: ◆Ci3UmwhFqY[saga]
2017/01/08(日) 01:04:41.27 ID:NdTDlpoV0
モバP「それなら、良かった。本当に」
まゆ「(細められた目に、向けられる優しい眼差しに、また胸が痛くなった)」
モバP「さ、まゆも元気みたいだし。早く、仕事復帰しないとな…ちひろさんにどやされる」
49: ◆Ci3UmwhFqY[saga]
2017/01/08(日) 01:07:24.59 ID:NdTDlpoV0
まゆ「まゆは、Pさんが大好きで、ずっと変わりません」
まゆ「本当に……いちばん、大切な人なんです」
まゆ「(Pさんはうん、と頷いて、そのまま、まゆをまっすぐ見つめてくれた)」
50: ◆Ci3UmwhFqY[saga]
2017/01/08(日) 01:11:35.18 ID:NdTDlpoV0
モバP「……」
まゆ「……」
モバP「(まゆはそろそろと顔を離すと、微笑みながら涙を流していた)」
51: ◆Ci3UmwhFqY[saga]
2017/01/08(日) 01:14:18.78 ID:NdTDlpoV0
モバP「(まゆに手を伸ばすと、小さな掌で手を包まれた)」
モバP「(その掌はとても小さいが、温もりを感じた)」
モバP「まゆ」
57Res/28.26 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。