37: ◆Ci3UmwhFqY[saga]
2017/01/07(土) 23:16:20.76 ID:lBKUXwYH0
モバP「……」
まゆ「……」
まゆ「Pさん?考え事ですか?」
38: ◆Ci3UmwhFqY[saga]
2017/01/07(土) 23:18:02.74 ID:lBKUXwYH0
まゆ「ただ、Pさんに迷惑を掛けてるのなら申し訳ないです」
モバP「迷惑なことはないよ。早く原因が分かるといいんだけどな」
まゆ「(いいえ、きっと大変な思いをしている。まゆに来ていたお仕事も、小さくなってからは全くこなせていないのに)」
39: ◆Ci3UmwhFqY[saga]
2017/01/07(土) 23:21:20.98 ID:lBKUXwYH0
まゆ「(いつも隣の助手席にいて、Pさんの横顔を見つめているのが幸せだった)」
まゆ「(幸せだった一時は、戻ってくるの?)」
まゆ「まゆはアイドルとして、また頑張りますから」
40: ◆Ci3UmwhFqY[saga]
2017/01/07(土) 23:27:13.47 ID:lBKUXwYH0
モバP「ありがとうな。まゆ」
モバP「よし、着いた。早く上がろう」
まゆ「!!」
41: ◆Ci3UmwhFqY[saga]
2017/01/07(土) 23:30:16.55 ID:lBKUXwYH0
モバP「まゆーーー」
まゆ「(気付いた時にはPさんと離れた反動で、まゆの体は近くの草むらにすとんと投げ出されていて)」
まゆ「(周りに生えている雑草の匂いがぐらつく意識を呼び戻した)」
42: ◆Ci3UmwhFqY[saga]
2017/01/08(日) 00:47:45.20 ID:NdTDlpoV0
まゆ「……」
小梅「……」
まゆ「……ここは、」
43: ◆Ci3UmwhFqY[saga]
2017/01/08(日) 00:50:50.65 ID:NdTDlpoV0
まゆ「(地面に倒れていた、Pさんのこと)」
まゆ「小梅、ちゃん」
まゆ「(思わず毛布から飛び出し、パーカーの袖を掴むと、小梅ちゃんは驚きながらも屈んでまゆと視線を合わせてくれた)」
44: ◆Ci3UmwhFqY[saga]
2017/01/08(日) 00:53:16.43 ID:NdTDlpoV0
小梅「でも、今日の朝に、目が覚めた…みたいだから」
小梅「安心…して、大丈夫」
まゆ「(小梅ちゃんはまゆの頭をぽんぽんと優しく撫で、まゆを持ち上げるとゆっくりと歩き始めました)」
45: ◆Ci3UmwhFqY[saga]
2017/01/08(日) 00:55:27.24 ID:NdTDlpoV0
まゆ「(事故から一日も経っていて、Pさんの容態もそんなに酷かったなんて)」
まゆ「(涙が溢れてくるのが止まらなくて、小梅ちゃんは涙に気付いたのか、ハンカチで目を押さえてくれた)」
小梅「ちひろさんが、ね……。うちのプロデューサーをどうしてくれるんだって、相手の人に、すっごく怒ってる…みたいで、慰謝料…ぶんどるって、言ってたの」
46: ◆Ci3UmwhFqY[saga]
2017/01/08(日) 00:59:26.32 ID:NdTDlpoV0
まゆ「(Pさんは足から包帯で巻かれていて、痛々しかった。寝息を立てて眠っていて、それを見てまた涙が出てきてしまった)」
小梅「寝てる…みたいだけど」
小梅「Pさん……。まゆさんも、お見舞いに、来たよ」
47: ◆Ci3UmwhFqY[saga]
2017/01/08(日) 01:01:33.94 ID:NdTDlpoV0
まゆ「Pさん……。まゆの、せいで」
まゆ「(机から降りて、Pさんの枕元に行くとやはり疲れきったように眠りについていた)」
まゆ「ごめんなさい」
48: ◆Ci3UmwhFqY[saga]
2017/01/08(日) 01:04:41.27 ID:NdTDlpoV0
モバP「それなら、良かった。本当に」
まゆ「(細められた目に、向けられる優しい眼差しに、また胸が痛くなった)」
モバP「さ、まゆも元気みたいだし。早く、仕事復帰しないとな…ちひろさんにどやされる」
49: ◆Ci3UmwhFqY[saga]
2017/01/08(日) 01:07:24.59 ID:NdTDlpoV0
まゆ「まゆは、Pさんが大好きで、ずっと変わりません」
まゆ「本当に……いちばん、大切な人なんです」
まゆ「(Pさんはうん、と頷いて、そのまま、まゆをまっすぐ見つめてくれた)」
50: ◆Ci3UmwhFqY[saga]
2017/01/08(日) 01:11:35.18 ID:NdTDlpoV0
モバP「……」
まゆ「……」
モバP「(まゆはそろそろと顔を離すと、微笑みながら涙を流していた)」
51: ◆Ci3UmwhFqY[saga]
2017/01/08(日) 01:14:18.78 ID:NdTDlpoV0
モバP「(まゆに手を伸ばすと、小さな掌で手を包まれた)」
モバP「(その掌はとても小さいが、温もりを感じた)」
モバP「まゆ」
52: ◆Ci3UmwhFqY[saga]
2017/01/08(日) 01:29:35.69 ID:NdTDlpoV0
モバP「……」
まゆ「……Pさん、」
まゆ「戻れた、みたいです」
53: ◆Ci3UmwhFqY[saga]
2017/01/08(日) 01:41:58.50 ID:NdTDlpoV0
晶葉「はー、残念だ。まゆはもう元に戻ってしまったのか」
小梅「うん……。元気そうで、よかった。ずっと小さいのも…大変そうだし、ね。Pさんもすっかり、元気」
晶葉「実験に付き合ってもらおうと思ってたんだけどなぁ。にしても、何かPとの距離が近くなってないか?」
54: ◆Ci3UmwhFqY[saga]
2017/01/08(日) 01:45:38.49 ID:NdTDlpoV0
南くんパロでした
まゆイズフォーエバー
55:名無しNIPPER[saga]
2017/01/08(日) 09:43:24.52 ID:NdTDlpoV0
元ネタの生々しさを出せなかったのは残念…
56:名無しNIPPER[sage]
2017/01/08(日) 10:10:48.18 ID:bsmtOXJn0
乙
小さくなった時に服も縮小してたから、元に戻った時も服は元通りだよな…少し残念(スケベ心感)
57:名無しNIPPER[sage]
2017/01/08(日) 10:44:54.33 ID:Hsro3eJro
乙
ハッピーエンドで何よりだ(ドラマ見てから原作を知ったので)
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