193: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/01/23(月) 16:48:20.13 ID:OnpW/7Ud0
***
夜中に、朝潮は、はっと目を覚ました。辺りは真っ暗で、何も見えない。
194: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/01/23(月) 16:49:25.56 ID:OnpW/7Ud0
「霞!」
真っ暗闇の中で霞が、泣いていた。
195: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/01/23(月) 16:49:58.08 ID:OnpW/7Ud0
朝潮は霞を抱きしめ、背中を何度も擦る。
霞の心臓のバクバクという音が、朝潮にも聞こえてきた。
196: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/01/23(月) 16:51:43.75 ID:OnpW/7Ud0
「ごめんね、ごめんね、霞。怖かったのね」
朝潮が頭を撫でると、霞は心なしか、笑顔になったように見えた。
197: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/01/23(月) 16:52:31.59 ID:OnpW/7Ud0
満潮が、朝雲に鎮守府のシステムを説明する。
いつものテーブルに、霞が抜け、朝雲が入った。5人で食べる朝食。
198: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/01/23(月) 16:53:11.80 ID:OnpW/7Ud0
「じゃあ朝雲、お願いするわ。やることをメモするわね。大丈夫、霞は良い子だから」
朝雲は不安そうに、頷いた。
199: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/01/23(月) 16:53:37.99 ID:OnpW/7Ud0
「霞、おはよう」
霞はニコリと笑って、朝潮を迎えた。
200: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/01/23(月) 16:54:09.39 ID:OnpW/7Ud0
霞は口をぎゅっと結んで、涙を流した。
朝潮と離れるのが、悲しかった。しかし出撃だ、止めることは断じてできない。
201: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/01/23(月) 16:54:46.44 ID:OnpW/7Ud0
***
日課を終え、すぐに出撃準備である。
202: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/01/23(月) 16:55:15.15 ID:OnpW/7Ud0
提督は怪我をした艦娘に入渠を命じる。朝潮は中破であった。
朝潮は入渠の前に、霞を見に行く。出撃中は考えないようにしていたが、
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