262: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/13(月) 20:01:03.19 ID:YnRR6eF/0
朝潮と大潮、2人は手をつなぎ、鎮守府の廊下を歩き、外に出る。
吹雪と冷たい風が、顔をくすぐる。帽子を深くかぶる。
263: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/13(月) 20:01:40.66 ID:YnRR6eF/0
2人の会話は、自然に声が大きくなる。風の切る音で、声が聞こえにくい。
2人はさらに体を近づける。歩きにくいが、さっきよりはほんの少し暖かい。声も聞きやすい。
264: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/13(月) 20:03:10.50 ID:YnRR6eF/0
そこで大潮は息を吸い、はあーと、大きなため息をついた。
「いいなぁ、朝潮お姉さんは。大潮は、ちゃんと姉として振る舞えているのかな・・・」
265: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/13(月) 20:04:01.70 ID:YnRR6eF/0
そこで大潮は息を吸い、はあーと、大きなため息をついた。
「いいなぁ、朝潮お姉さんは。大潮は、ちゃんと姉として振る舞えているのかな・・・」
266: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/13(月) 20:05:15.92 ID:YnRR6eF/0
>>265 >>264 重複の投稿です.
267: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/13(月) 20:05:57.10 ID:YnRR6eF/0
その時、大潮は雪に足を取られ、転んだ。帽子が脱げた。朝潮は手を差し伸べる。
「大潮、大丈夫? ・・・きゃあ!」
268: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/13(月) 20:06:34.52 ID:YnRR6eF/0
***
「暇ー!」
大潮と朝潮が外に出る頃、古鷹型・青葉型重巡洋艦の4人の部屋に、声が響いた。
269: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/13(月) 20:07:11.78 ID:YnRR6eF/0
「休暇って最初は喜んでいたけど、退屈で疲れるよね」
「そう! かといって寒いから外とか出たくないし、本当に暇!」
270: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/13(月) 20:07:40.87 ID:YnRR6eF/0
古鷹と衣笠は、それを注意深く見る。艦娘が2人。背は低い。
コートと軍帽を身につけ、吹雪の中を手を繋いで歩いている。
271: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/13(月) 20:08:13.05 ID:YnRR6eF/0
「いやー、2人共元気だねえ。こんな吹雪の中で」
「本当だよね・・・」
272: ◆zPnN5fOydI[saga]
2017/02/13(月) 20:09:07.37 ID:YnRR6eF/0
「おや、朝潮さんですか」
いつの間にか、青葉は2人と一緒に、窓の外を眺めていた。
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