過去ログ - 千歌「会ってみたいのっ! 伝説のポケモンマスター、高坂穂乃果さんに!」
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74:名無しNIPPER
2017/01/13(金) 02:35:21.49 ID:iHa0YDGOO
 ドクロッグが動かないことを確信。それは――トレーナーからの次の指示がないからだ。近くにトレーナーがいる。周囲に向けて荒げるにこにドクロッグは三白眼の瞳を向ける。


「よく躱してみせた、敬意を表するよ」


 樹木の向こう側、落ち着いた低音の女の声。ドクロッグはその声が聞こえた瞬間、勢いよく駆けていく。


 そしてにこの懐中電灯が捉えたのは、ドクロッグの喉元にある毒袋に手を添える女性。


 闇夜に紛れる黒いコート、センターに別れた前髪が、鋭い切れ長の瞳がよく見えるよう演出している。若い女、だ。


にこ「誰!?」


 懐中電灯の明かりに目を背けるように、地に息を落とす。


英玲奈「統堂英玲奈、名乗ることに意味があるとは思えないが。ジムリーダー、矢澤にこ、あなたに興味はないから安心して欲しい」


にこ「あんた! 誰だか知らないけど、ポケモンを使って――殺そうとしたでしょ!!」


 明確な敵意を持っての攻撃。トレーナーを狙うというご法度、それを目の前の女は実行したのだ。


にこ「警察に突き出すからっ……」


 にこのボールホルダーには二つのモンスターボールがセッティングされていた。いずれもにこが本気で戦う時のポケモンではない。普段なら問題ないが、今回は……。


にこ(あのドクロッグの動き……速かった……油断出来ない)


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