143: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/23(月) 00:53:35.56 ID:UYIak1r5o
マミ「網いっぱいに乗ってたはずなのに、食べだしたらあっという間だったわね……」
さやか「ですね。んじゃ、追加乗せまーす!」
マミ「じゃあ、美樹さんはお肉をお願い。私は野菜をやるわ」
144: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/23(月) 00:54:10.73 ID:UYIak1r5o
ぎゃあぎゃあと騒いでいるさやかと杏子を呆れながら眺め、短く息を吐く
それから、視線をバーベキューへと移す。隣でマミがうきうきしながら焼けるのを待っていた
赤々と燃える炭火をぼんやり見つめていると、昼食時より距離の近いまどかに声をかけられる
145: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/23(月) 00:54:40.27 ID:UYIak1r5o
ほむら「とても…とても、楽しかったわ」
まどか「……そっか」
ほむら「でも、どうして?」
146: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/23(月) 00:55:38.60 ID:UYIak1r5o
まどか「そんな、気にかけるだなんて。わたしはただ、ほむらちゃんにも楽しんでもらいたくて……」
私の言葉を受けたまどかは、照れたように顔を赤くして鼻を掻く
夕闇の中、炭火の炎に照らされたまどかのその仕草が私にはとても魅力的に映り、鼓動のギアがひとつ上がった
147: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/23(月) 00:56:14.03 ID:UYIak1r5o
ほむら「ま、まどか?」
まどか「はい。ほむらちゃん、あーん」
笑顔のまどかにそう言われ、箸を向けられたことを認識した途端、ぼっと顔が真っ赤になる
148: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/23(月) 00:57:23.40 ID:UYIak1r5o
まどか「遠慮してるわけじゃないなら、どうして……?」
ほむら「そ、それは…あぁもう、食べればいいんでしょう?」
まどか「そんなヤケにならなくてもいいのに」
149: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/23(月) 00:57:53.51 ID:UYIak1r5o
まどか「……ほむらちゃんってば」
ほむら「え、あ…な、何?」
まどか「急に黙り込んじゃったみたいだけど、どうしたの?」
150: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/23(月) 00:58:43.10 ID:UYIak1r5o
まどか「んー……。それだけ?」
ほむら「え、えぇ……」
まどか「うーん、そっか。でも、それならよかった」
151: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/23(月) 00:59:09.88 ID:UYIak1r5o
――――――
さやか「ふー、食べた食べた。ごちそうさまー」
杏子「お前な、アタシが目つけてた肉持ってくんじゃねぇよ。嫌がらせか?」
152: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/23(月) 00:59:54.54 ID:UYIak1r5o
あれからしばらくして、思う存分バーベキューを楽しんだ私たちはごちそうさま、と手を合わせる
薄暗かった空も気が付けば夜の帳が下り、辺りは真っ暗な闇に包まれていた
まだいつも通りとはいかないものの、落ち着きを取り戻した私は話しかけてきたまどかに返事をする
153: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/23(月) 01:00:36.06 ID:UYIak1r5o
さやか「それよりさー、何かしようよー」
マミ「夕飯食べたばかりなんだし、少し休みましょう?」
さやか「えー、でもー」
270Res/178.89 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。