過去ログ - ほむら「真夏のオリオン」
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78: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/19(木) 01:04:05.06 ID:uH3lDSw+o
ほむら「……ううん。ただ、まどかの手料理を食べたいと思っただけ」

まどか「そんな、手料理なんて……」

つい口から出てしまいそうになった言葉を飲み込んで、当たり障りのない、それでいて気があるような返事をする
以下略



79: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/19(木) 01:04:32.28 ID:uH3lDSw+o
――――――

杏子「はー……。食べた食べた」

まどか「あれだけあったのに、全部無くなっちゃった……」
以下略



80: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/19(木) 01:05:22.95 ID:uH3lDSw+o
さやか「よっし。午後は何して遊ぼっか?」

杏子「お前、もう遊ぶこと考えてんのかよ」

さやか「失礼な、もうじゃないよ。お昼食べながら午後は何しようかずっと考えたんだから」
以下略



81: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/19(木) 01:06:22.41 ID:uH3lDSw+o
さやか「ま、そんなこと気にしないで。あたしにはあんたしかいないんだしちょっと付き合ってよ」

杏子「別にアタシじゃなくても他にいるじゃねぇか……」

さやか「まどかは片づけしてるし、ほむらはもうめんどくさいオーラが全身から出てるし」
以下略



82: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/19(木) 01:06:51.80 ID:uH3lDSw+o
まどか「うん。気兼ねなく遊ばせてもらうお礼に、ママたちに紅茶を淹れてあげたいって」

さやか「へぇー。さすが、マミさんは大人だなぁ」

ほむら「そう思うならあなたも少しは見習いなさい」
以下略



83: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/19(木) 01:07:31.13 ID:uH3lDSw+o
口では嫌がっている杏子も、本気で拒否しているわけでもなく

友人であるさやかに手を引かれ走っていく杏子は、とても楽しそうに見えた

1人テーブルに残され、ぼんやりと午後の予定を考えていると私の側から私に向けられた言葉が聞こえた
以下略



84: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/19(木) 01:07:58.60 ID:uH3lDSw+o
まどか「ううん、ほむらちゃんは休んでて。お腹いっぱいでちょっと苦しいと思うし」

ほむら「う……。よ、よくわかったわね……」

まどか「わかるよー。ほむらちゃんのこと、見てたんだから」
以下略



85: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/19(木) 01:08:47.74 ID:uH3lDSw+o
まどかは片付けの手を止め、目線を上に向けて考える

それからすぐに納得のいく答えが出たのか、目を私に向けて口を開く

まどか「たぶん、なんだけど…嬉しかったから、かな」
以下略



86: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/19(木) 01:09:31.40 ID:uH3lDSw+o
まどかはそう言って私に優しく微笑んでから、後片付けを再開した

私はと言うと、片付けを手伝うわけでもなくテーブルに肘をついて手を組み、頭を乗せて俯く

食べてくれて嬉しかった。まどかのその言葉が頭と心に、優しい笑顔が目の前に焼き付いて離れない
以下略



87: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/19(木) 01:10:20.03 ID:uH3lDSw+o
色々と決壊寸前の私はまっすぐまどかを見ることができず、失礼と思ったが俯いたまままどかに返事をする

そんな私との会話を済ませると、空になったバスケットを手にしたまどかの気配は次第に遠ざかっていく

やがて、私の感覚から彼女の気配が消えたのを確認すると、恰好はそのままに深々と息を吐いた
以下略



88: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/19(木) 01:11:46.06 ID:uH3lDSw+o
マミ「あら、暁美さんだけ?みんなは?」

ポットをテーブルに置き、カップの用意をしながら彼女は私に姿のない3人の行方を尋ねる

私は姿勢を崩し、椅子の背もたれに思いきり寄りかかってからマミの問いに答えた
以下略



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