162:名無しNIPPER[saga]
2017/01/25(水) 22:23:43.15 ID:RFehJzWso
不意に沈み込んだように聞こえた祖父の声。
それに反応したのか、投射された蒼い鳥の姿にザザッとノイズが走る。
アミ「爺ちゃん!」
『よく聞け、孫たちよ。
お前たちに語りかけるこのワシは、もう、この世の者ではない。
黒い月の侵攻が始まったあの日に、既に命は途絶えておったのだ』
アミ「っ!?」
マミ「そんな……っ」
『希煌石の力を使い、こうして思念を遺したのは、
キサラギを、確実にお前たちに託したかったからに他ならない。
すまん。真実を偽り、お前たちを後戻りのできないところにまで巻き込んでおいて、
今更こんな言い草など……本当にすまん』
祖父の言葉に、アミとマミは凍りついたように動けなかった。
作業音が響き渡る中、沈黙はしばらく続いたが、
マミ「見守って……くれてたんだよね? 私たちと、それからみんなを。
爺ちゃんは、地球のためを思って、それで……」
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