過去ログ - 無尽合体キサラギ
1- 20
228:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:24:01.74 ID:9MPQtGy4o
キサラギの声の正体は謎に包まれている。
それはパーツ同士が軋み合う音だとも、
通信系統の混線によるものだとも、色々な憶測が語られていた。
しかしアミたちは、キサラギの心が発するものだと信じていた。

以下略



229:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:24:29.58 ID:9MPQtGy4o
マミ「やだ……どうして泣くの……?」

アミ「キサラギ……キミは……」

キサラギの涙は止まらない。
以下略



230:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:25:02.33 ID:9MPQtGy4o
ノイズにまみれた、それは歌だった。
甘くて悲しい、恋の歌。
放送電波と混線したのだろうか?
それとも、誰かが悪戯に取り付けた機能が、
何かの拍子に起動したのだろうか?
以下略



231:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:25:30.23 ID:9MPQtGy4o
駆動音がアミたちの体に響いてくる。

アミ「え……?」

マミ「キサラギ……」
以下略



232:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:26:01.90 ID:9MPQtGy4o
アミ「爺ちゃん……!?」

希煌石の中から現れたのは蒼い鳥。
しかしかつてのように言葉を発することはなく、
ただ懸命に羽ばたいてキサラギが掲げた腕に沿って舞い上がっていく。
以下略



233:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:26:48.89 ID:9MPQtGy4o
蒼い鳥の飛翔に促されるように、まずアミがゆっくりと立ち上がった。
呼応するように、一拍置いてマミも立ち上がる。
二人の心音に同調するように脈打つ希煌石。
その輝きに包まれて、アミとマミは祖父の言葉を思い出していた。

以下略



234:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:27:36.13 ID:9MPQtGy4o
マミ「後悔するのは怖い……後悔するなら、何もしない方がマシ……」

  『でもミキは嫌なの! 何もせずに諦めるのは絶対に嫌いなの!』

つぶやいたマミの声に答えるように、
以下略



235:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:29:10.45 ID:9MPQtGy4o
アミマミ「結果オーライ、大逆転……。そうだよ、私たちには……」

希煌石がある!
二人揃ったその声は、
掲げられた希煌石から溢れる光の奔流の中に飲み込まれた。
以下略



236:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:29:53.28 ID:9MPQtGy4o



一際巨大な飛行怪ロボットにしがみついて、
リッチェーンは襲い来る飛行怪ロボット軍団と激しい戦闘を続けていた。
以下略



237:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:30:36.98 ID:9MPQtGy4o
さすがのミキのテクニックも、
科学と物理学に支配された自然法則を覆すことはできなかった。

ミキ(あいつら……リッチェーンじゃなくて
   巨大怪ロボットの方を攻撃してる……!)
以下略



238:名無しNIPPER[saga]
2017/01/30(月) 21:31:09.51 ID:9MPQtGy4o
そしてこの一瞬の迷いが、ミキにほんの僅かな隙を作った。
死角から数機の怪ロボットが急速に接近し、
一撃離脱の攻撃を連続してリッチェーンに命中させた。

ミキ「しまっ……」
以下略



639Res/544.18 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice