321:名無しNIPPER[saga]
2017/02/04(土) 02:03:13.17 ID:4ghH70Iao
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ハルシュタイン「期待していなかったとは言え、こうなるとやはり失望は深いな」
微かな吐息のあとに言い放たれた言葉を、マコトは目を伏せて聞く。
玉座に座ったハルシュタインは肩肘をつき、
イオリから送信されたキサラギの情報を斜に眺めていた。
ハルシュタイン「結局、イオリは最後まで私の信頼を回復させることはできなかったというわけか」
マコト「……残念なことです」
涼やかにそう言ったマコトの表情もまた、一切の感傷を感じさせない。
戦いに身を置く者として常に死と隣り合わせであることは重々承知しており、
イオリがこのチャンスに命を賭けていたことも分かっていたからだ。
ハルシュタイン「まあ良い……。このキサラギのデータがあれば、
もはや希煌石は手に入れたも同然。そうだな?」
マコト「おっしゃる通りです。閣下のご到着までに機体への入力を済ませ、
いつでも出撃できるよう整えておきましょう」
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